2010/01/01

新年のご挨拶

Mt. FUJI平成22年の幕開けにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素は本連盟の諸事業にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、昨年はツール・ド・フランスにおいて別府史之選手、新城幸也選手のふたりの日本人選手が大活躍しました。トラックレースでは2月コペンハーゲンで開催されたワールドカップ第5戦スクラッチレースで盛 一大選手が中距離種目として史上初の金メダルを獲得し、8月のジュニア世界選でのポイントレースでは元砂勇雪選手が銀メダル、上野みなみ選手が銅メダルと若い選手の活躍も見られました。

また、昨年12月にロンドン・オリンピックでの種目変更が発表されトラックレースにおいて、新しい時代に相応しい男女同種目に変更となりました。これにより日本で生まれたケイリンが女子種目にも採用されることが決定し、女子競技者の育成強化にもより力を注ぐことが必要となりました。

今年は、記念すべき第1回ユースオリンピック競技大会が8月にシンガポールで開催され、11月には4年に一度の第16回アジア競技大会が中華人民共和国・広州で開催されます。

我々はこのような変化の中で、ロンドン・オリンピックでのメダル獲得に向けてアジアで勝ち抜き、世界で活躍する選手の育成、更なる競技力の向上を目指すと共に、自転車競技の普及のため、登録競技者数の拡大推進についても積極的に検討を進め、関係者一同が新たな決意で精力を傾けて臨む所存であります。

最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。 (財団法人日本自転車競技連盟 会長 岩楯昭一)