6月12日から16日まで5日間にわたって第2回エリート中距離強化合宿が行われた。5月に新しいチームを立ち上げてから2ヶ月となるこれまでの期間は、選手個々の強化ポイントを抽出し、それぞれの選手に必要なトレーニングを個別に指導することを中心としたトレーニングを行っている。
世界とのギャプを考えた時トップスピードの向上や、その持久力の向上は多くの選手に共通した課題となる。それらを改善する為には前段階としてシッティングポジションでの筋バランスの向上欠かせない。そこで新たにストレングストレーニングのメニューを作成し、8月以降に行う高強度のトレーニングに対応出来る身体作りを行った。
2回目の合宿と言う事もあり各選手はトレーニングメニューにも慣れた様子で、メニュー毎の目的を理解し効果的なトレーニングが行えたように思う。今後6月後半から7月にかけて中距離チームはワールドカップ出場の為のポイント獲得を目指し遠征期間に入りつつ、2020年を目指した本格的な強化に移行する。(佐藤一朗)