2011/08/13

第26回ユニバーシアード男子ロード<速報>

スイスの1・2フィニッシュ156.8km
1位 OBERHOLZER Bernhard SUI 3:50.22
2位 SCHELLING Patrick SUI 3:50.22
3位 山本 元喜 JPN 3:50.46
4位 野口 正則 JPN 3:51.58
22位 吉田 隼人 JPN 3:52.31
25位 窪木 一茂 JPN 3:52.31
30位 佐々木 龍 JPN 3:52.52

3位山本のフィニッシュ表彰式 銅メダルの山本<男子ロードレースレポート>
午後2時、18周156.8kmの男子個人ロードレースがスタート。18カ国・地域から62名がエントリー。日本からは野口正則(奈良・鹿屋体育大学)、山本元喜(奈良・鹿屋体育大学)、窪木一茂(福島・日本大学)、吉田隼人(奈良・鹿屋体育大学)、佐々木龍(神奈川・早稲田大学)の5名が参加。
スタート直後から、山本・野口が集団の前を走る。
1周目、先頭集団は山本・韓国・ドイツ・スイス・モンゴルの5人。次の周にはもう1人のドイツと台湾が追いつき、7名となる。
3周が終わり、トップは山本1人。それに韓国の朴が追い、2人体制に。その後、スイスのOBERHOLZERとSCHELLING、オランダのVAN DE VALLが追いつき5名のトップグループとなる。
5周完了後、リトアニアのMOCKEVICIUSとチャイニーズタイペイのFENG Chunkaiが追いつきトップは7名に。メイン集団から窪木が先行するが、補給地点の先で集団に吸収される。その後、7人のトップ集団とメイン集団のタイム差は3分以上になる。そして、しばらく7人のトップ集団が続くが、上り坂での山本はかなり辛そうにみえる。
トップ7人に変化はないが、メイン集団からドイツ・韓国・ロシアら数名の選手が先行し、一時はトップと1分30秒ほどの所まで詰める。
11周目、ついにトップグループのバランスが崩れる。7人の集団からスイスの2人がアタック、山本が死ぬ気で追いすがる。
その後3人体制がしばらく続くが、ゴールスプリントを避けOBERHOLZERが最終周の登りで再びアタック、SCHELLINGが続く。
フィニッシュ手前からOBERHOLZERとSCHELLINGの2人は手をつないで喜びをアピール。観衆の中からスイス国旗を受取り、両手で国旗を掲げながらのフィニッシュとなった。山本はその24秒後に喜びを全身で表しながらフィニッシュ、堂々の世界大会ロードレース初(B世界選を除く)の銅メダル獲得となった。
その後の集団ではゴールスプリントを制し、野口が4位に入り、吉田22位、窪木25位、佐々木30位と全員が高温・高湿度の中、完走を果たした。