第26回全日本選手権シクロクロス 飯山大会は長野県飯山市長峰スポーツ公園で2日間の日程で行われている。
1日目の11月28日(土曜日)は時折やむも一日中冷たい雨が降る中でエキシビションのシングルスピードを皮切りにマスターズ各年代別のレースが行われた。
4周回で争われたシングルスピード(エキシビション)では牧野 崇(COGS)が斉藤 和哉(チームシルクロード)に泥に苦しむ他のライダーを置き去りにして二人によるトップ争いが展開されたが、牧野が斎藤を振り切り2年連続でシングルスピード王者に輝いた。
続いて行われたマスターズ50-59、60+クラスでは、後方スタートの第1回全日本選手権の覇者である大原 満が先行する湯浅 勉(RIDE LIFE GIANT)と山本 誠一(DEVOTION)を2周目に捉えた。その後山本がトップを奪い返すシーンもあったが、テクニックで上回る大原には敵わなかった。
同時スタートした60+クラスではスタート後スルスルっと前方まで上がってレースを展開した原野 博明(エキップナカムラ)が全体でも18番目の位置でフィニッシュ。また男子の1分差でスタートした女子マスターズは山崎 裕子(Shonan Avanzar)が青木 寿美恵(AX cyclocross team)との接戦を制して優勝した。
1日目最終レースはマスターズ35-39、40-49のクラス。35-39クラスでは全体を通して見てもほとんどの人が乗車せずバイクを押す林間スラロームセクションで片足で巧みにバイクを進めた村田 憲治(京都岩井商会レーシング)が優勝。
40-49クラスでは生田目 修(イナーメ信濃山形)が先行する35-39クラスの村田を捉えそうな位置まで追い上げ、クラス優勝を遂げた。
レース結果は以下の通り
シングルスピード(エキシビション)
1:牧野 崇(COGS) 0:36:57
2:斉藤 和哉(チームシルクロード) +0:25
3:吉元 健太郎(チーム鳴木屋/Pep Cycles) +1:29
男子マスターズ50-59
1:大原 満 0:38:37.2
2:山本 誠一(DEVOTION) +0:30
3:湯浅 勉(RIDE LIFE GIANT +1:23
男子マスターズ60+
1:原野 博明(エキップナカムラ) 0:46:19.7
2:松井 正通(TOYO FRAME) +3:11
3:濱野 貞義(大福屋) +3:53
女子マスターズ
1:山崎 裕子(Shonan Avanzar) 0:38:29.5
2:青木 寿美恵(AX cyclocross team) +1:02
3:石本 あおい(インコ) +4:14
男子マスターズ35-39
1:村田 憲治(京都岩井商会レーシング) 0:38:36.5
2:落合 友樹(TeamRuedaNAGOYA) +2:35
3:高野 淳(TEAM YOUCAN) +3:48
男子マスターズ40-49
1:生田目 修(イナーメ信濃山形) 0:38:41.0
2:太田 好政(Rapha Cycling Club) +1:44
3:田崎 友康(Toyo Frame) +2:21