第26回全日本選手権シクロクロス 飯山大会は長野県飯山市長峰スポーツ公園で2日間の日程で行われ、2日目となる11月29日(日曜日)は男女のU15&U17をはじめ、UCIカテゴリレースである男女ジュニア、男子U23、男女エリートの各レースが行われた。
男子エリートには、過去に全日本選手権のエリート、U23などのタイトル獲得者がスタートの最前列からスタート。泥により乗車できないランの混戦から沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)の二人が抜け出し勝負は最終周回までもつれ込んだ。階段で沢田を抜き先行していた織田が直後のピットでバイク交換した隙に先頭を奪い返した沢田がそのままフィニッシュ。2016年以来4年振り2度目の全日本チャンピオンに輝いた。2位には織田が入り、3位には序盤から先行する沢田と織田を単独で追い続けた竹内 遼(FUKAYA RACING)が入った。
このレースは7周回で争われ67名が出走のうち完走者は10名だった。
23名が出走した女子エリートは4周回で争われた。MTB-XCOを3連覇した今井 美穂(CO2bicycle)がスタート後の第1コーナーで前走者のリアタイヤにフロントタイヤを当ててバランスを崩し、その後の泥区間で転倒し最後尾まで順位を下げた。その隙に前を行くU23の松本 璃奈(TEAM SCOTT Japan )、小林 あか里(信州大学)をパスした輿那嶺 恵理(OANDA JAPAN)がトップに立った。今井は着実に順位をあげ2位までポジションをあげるが、焦りからネットにバイクを引っかけてしまうシーンもあったが3周回目に與那嶺をラン区間で捉えトップに立つとそのまま與那嶺を引き離し、2017年の野辺山大会以来3年振り2度目のチャンピオンになった。2位には與那嶺、3位にはスタートの混戦を抜け出しトップを走った小林が入った。完走者は16名だった。
男子U23ではスタート後コントロールラインを通過後の泥区間で多人数が絡む落車がり2018年に1年目でU23のタイトルを獲得したことのある村上 功太郎(松山大学)はその落車に巻き込まれ遅れてしまう。混乱に巻き込まれなかった鈴木 来人(BonneChance Asia Cycling Academy)がトップを独走。村上は鈴木に15秒ほどまで詰めるも追い上げきれずU23カテゴリ1年目の鈴木がタイトルを獲得した。
男子ジュニアでは村上 裕二郎(松山工業高校)が、女子ジュニアでは渡部 春雅(駒澤大学高等学校)が、それぞれ昨年に引き続きジュニアタイトル2連覇を達成した。
レース結果は以下の通り
男子エリート(7Laps)
1: 沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1:00:13
2: 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +0
3: 竹内 遼(FUKAYA RACING) +0:01:29
女子エリート(4Laps)
1: 今井 美穂(CO2bicycle) 0:43:50
2: 輿那嶺 恵理(OANDA JAPAN) +0:00:22
3: 小林 あか里(信州大学) +0:02:30
男子U23(5Laps)
1: 鈴木 来人(BonneChance Asia Cycling Academy) 0:47:26
2: 村上 功太郎(松山大学) +0:00:43
3: 中村 龍吉(acu-power RACING TEAM) +0:01:44
男子ジュニア(4Laps)
1: 村上 裕二郎 (松山工業高校) 0:38:59
2: 柚木 伸元 (朝明高校) +0:01:36
3: 副島 達海 (Limited Team 846) +0:01:48
女子ジュニア(3Laps)
1: 渡部 春雅 (駒澤大学高等学校) 0:36:37.7
2: 中島 瞳 N(Limited Team 846/KURE) +0:00:57
3: 大蔵 こころ (松山城南高等学校) +0:02:41
男子U17(2Laps)
1: 高橋 翔 (cycleclub 3UP.) 0:21:06
2: 澤井 千洋 (TEAM GRM) +0:00:39
3: 佐々木 啄人 (ボンシャンスACA) +0:01:25
女子U17(2Laps)
1: 水谷 彩奈 0:26:35
2: 日吉 愛華 (LimitedTeam846まるいち) +0:01:02
3 : 松崎 光優 (Touch meシクロクロスチーム/新井中学校) +0:03:27
男子U15(2Laps)
1: 松井 颯良 (三味線Racing) 0:22:08
2: 秋元 碧 (ブラウ・ブリッツェン) +0:00:03
3: 野嵜 然新 (TORQUE NOZAC) +0:00:10
女子U15(2Laps)
1: 石川 七海 (iBeyond) 0:25:55
2: 西原 夕華 (トーヨーCT) +0:02:08