【Jプロツアー】勝負勘冴える畑中勇介、集団ゴールを制する
Jプロツアーとしては2回目の美浜クリテリウム。一ヶ所緩い上りを含むやや長めの周回のクリテリウムは、2周に1回の周回賞も設定されるスピードレース。朝から快晴の会場、北よりの風速7mほどのやや強めの風が吹き、ホームストレートが強い向かい風に。
20周するP1は5周目に阿部嵩之(Team UKYO)のアタックをきっかけにやがて8人の先頭集団に。ガルシア・ビセンテ(マトリックスパワータグ)ら8人はメイン集団に最大1分の差をつける。しかし14周目にメイン集団が25秒差まで詰めたときに、各チームが警戒していた2連勝中のガルシアがメイン集団に戻る。
この動きで各チームとも終盤に向けてゴールスプリントの態勢へ。ラスト2周で逃げが吸収され大集団に。最終周回、各チームとも2人までしかまとまれないままゴールへ。先行するヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ)の後方からゴール直前で畑中勇介(シマノレーシング)が抜け出して優勝。混戦のスプリントを勝負勘鋭い位置取りで、大集団のゴールスプリントも制する力を見せた。
Jプロツアー第15戦
第3回JBCF知多半島・美浜クリテリウム
日付 2013年10月13日(日)
会場 愛知県知多郡美浜町
距離 周回3.75km×20周(P1)
P1クラスタ 75km
1位 畑中勇介(シマノレーシング)1時間47分14秒
2位 ヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ)
3位 大久保陣(Team UKYO)+01秒
4位 吉田隼人(シマノレーシング)
5位 木守望(AISAN Development Team U-26)
6位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(Team UKYO)
U23リーダー 西村大輝(シマノレーシング)
【Jフェミニンツアー】
9周する女子は5周目の上りで坂口聖香(パナソニックレディース)のアタックをきっかけに5人の先頭集団を形成。この5人でのゴール勝負となり、これを吉川美穂(Team ASAHI)が制し優勝。
Fクラスタ 33.75km
1位 吉川美穂(Team ASAHI)1時間01分56秒
2位 坂口聖香(パナソニックレディース)+01秒
3位 金子広美(イナーメ信濃山形-EFT)
写真・文:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟