2011/02/17

第5回明治神宮外苑大学クリテリウムみどころ(学連より)

昨年は野口正則(鹿屋体大)が優勝日本学生自転車競技連盟(学連)の主催する、第5回明治神宮外苑大学クリテリウムが、今週末20日に学生スポーツのメッカである神宮外苑で行われる。コースは、明治記念館前をスタート/ゴールとし、銀杏並木を折り返す1.5kmで、8カテゴリーに総勢265名がエントリーしている。
この大会のメインイベントは、14時25分から行われる男子大学対抗クラス。全日本学校対抗選手権(インカレ)ロードや全日本学生選手権ロードなどの選手権大会以外に行われる、全日本学生ロードレースカップシリーズ(全11戦)の最終戦としてその総合優勝者を決定し、各校の上位2名の順位合計の少ない順に学校対抗を争うレースとなる。
今大会でのシリーズポイントは、1位60点、2位48点、3位40点、以下10位までポイントを獲得する事ができる。第10戦終了時点でのシリーズポイントは、1位西薗良太(東大)182点、2位笠原恭輔(中央)156点、3位入部正太朗(早大)138点となっており、シリーズ総合優勝争いが注目される。特に西薗は、2011年シーズンから実業団トップチームのシマノレーシングへの加入が決まっており、学生として走る最後の大会としても注目したい。
その他、昨年の本大会で優勝した野口正則(鹿屋体大)や、日本代表として海外遠征経験のある吉田隼人(鹿屋体大)、佐々木龍(早大)、窪木一茂(日大)なども優勝争いに加わってくると予想される。また、オランダ出身で2008年の世界大学選手権のロードタイムトライアルチャンピオンや韓国学生代表選手も参戦し、国内レベルに留まらない戦いが見られるだろう。
女子は、昨年優勝した近藤美子(鹿屋体大)と同2位の田中まい(日本体大)に加え、明治大学OGでトラック日本代表の石井寛子がオープン参加する予定で、こちらも学生という垣根を超えた戦いに注目したい。
また本大会の優勝者は、今年28年ぶりに自転車競技が開催されるユニバーシアード夏期大会のロードレース代表候補にノミネートされる。
その他本大会は、将来学生自転車競技者となる若年層の拡大に向けて、小・中学生ならびにその両親の年齢層にサイクル・ロードレースの楽しみを体験する機会を提供することも目的として開催している。午前中に開催されるオープン&ウォームアップライドでは、中央大学出身でシドニー、アテネ、北京オリンピックに出場経験のある飯島誠氏が参加者と一緒に走る予定となっている。
一人の優勝者を出す為に、チームワークも必要とされるロードレースクリテリウムは、学校対抗戦としても注目されるので、会場へ足を運んでいただき、母校の選手に激励・声援をお願いいたします。
なお大会前日には、国立オリンピック記念青少年総合センター国際会議室にて、橋本聖子大会名誉会長(参議院議員)らを招いての「大学自転車競技フォーラム2011東京」が開催されます。学生にとって自転車競技に取り組む意味合いや、学業と競技のバランス、社会が大学自転車競技に求めるもの、社会ニーズにどう応えるかなどについて議論深める場とする予定です。
レース情報はこちら http://www.jicf.info/mainrace/jicf_gaien_crite.html
・大学自転車競技フォーラム2011東京
2月19日 18:00〜21:00
国立オリンピック記念青少年総合センター国際会議室
・第5回明治神宮外苑大学クリテリウムの主なレーススケジュール
2月20日
10:00 開会式
10:50 小中学生タイムトライアル・マスターズクリテリウムなど
13:40 女子クリテリウム
14:25 男子大学対抗