新型コロナウイルスの猛威は続く中ではありますが、2020東京オリンピック・パラリンピックが開催され、コロナウイルス蔓延下でも持続可能なスポーツイベントの開催への対応が求められる段階へと変化してきました。
しかしながら、競技大会の開催に関しては、開催予定地域の実情(感染者数、医療機関の状況など)や大会の規模・性格を考慮して、大会主催者・主管者において慎重に判断頂くことに、これまでと変わりはありません。
大会開催にあたっては、開催地の自治体や関係機関、団体の理解を得ながら、参加者の安全と感染拡大の再発防止対策を行うことが不可欠です。
また、感染リスクを最小化する措置とともに、感染者が確認された場合にその規模を最小限に抑え、追跡可能なものとすることも求められます。
これらを勘案し、日本自転車競技連盟では、スポーツ庁、日本スポーツ協会から発表されている、スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン、UCIが発表している種目ごとの競技会再開のプロトコル、さらには競技特性としてチームで活動することが多いことをふまえ感染リスク低減策として提唱されている「ステイ・ウィズ・ユア・コミュニティ」の考え方も考慮して、日本国内で開催される自転車競技大会の運営指針とするガイドラインを作成しました。
このガイドラインは主催者・主管者に助言/提言を行うものであり、全ての項目が全ての大会に当てはまることを意味するものではなく、大会の開催地・規模・性格等に応じて適切に適用されるべきものです。
このガイドラインは2021年9月5日時点でのものであり、感染状況や政府の対策方針などに基づき適宜更新の可能性があります。
●参考資料 ※逐次、更新される場合があることを御留意ください。
日本スポーツ協会 スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン
UCI 競技会再開のプロトコル
Protocol for the resumption of Track cycling events in the context of the new coronavirus pandemic
コロナウイルスパンデミックに関連したロードシーズン再開にあたって守られるべき手順について
USA Cycling : RETURNING TO RIDING & RACING 5/17/2020
Cycling Australia「GUIDELINES FOR CONDUCTING EVENTS IN A COVID-19 ENVIRONMENT」(2020年5月版)