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2015/08/24

2015ジュニアトラック世界選(レポート)

梶原大会5日目、最終日となる。レースは11時30分オムニアムⅣ(500mタイムトライアル)から始まった。第4組バックスタートの梶原は38秒534と低調なタイムで終わる。順位13位、総合順位も11位と4位から大きく落としてしまう。続いてフライングラップ15秒463で10位。総合順位11位と上げる。最終ポイントレースに期待がかかるが金メダルとの差は60点以上ある。期待の中、ポイントレースが始まった。号砲が鳴らされ、16名の集団がスタートする。梶原は集団後方に位置し、周回を重ねる。約22秒ペースである。残り周回70回ポイント周回ではオーストリア・ポーラント・イタリアの選手がスパートし得点を獲得する。ポイント周回では1周15秒9前後にスピードが上がる。その後、数名の選手が逃げを試みるが吸収された。梶原は残り40回で5点を獲得、さらに38回後方から一気に仕掛け、集団をLAPし、20点がプラスされた。レースは後半に入り、逃げの繰り返しが続く。中々集団のスピードは緩まない。残り16回2回目のLAPが成功した。得点45点を獲得し総合8位で終了した。

大久保女子ケイリン
予選第1組に出場の大久保は抽選で4コースを引く。号砲のあと5番手キープから残り2周でオーストラリア選手の選考する中、付いていくが4着でゴール。敗者復活戦へ回る。男女ともにケイリンで強豪選手は2周半を先行し、更にゴール勝負に関わるスタイルが一般的となり日本でいう”バックから捲る”ことはできないスピードの高さである。 敗者復活戦は4組で4名で出場し、スタート直後に1番手争いがあり、挟まれて大久保は簡易落車してしまう。ケガ等は問題なく、再スタートされた。3番手に着いた大久保は周回を重ね、ペーサーは24秒台から1秒ずつスピードが上がる。敗者復活戦でも先行が主流で順位は変わらず敗退してしまった。

今回、金・銀・銅のメダルを獲得した結果であるが、昨年10月からの選手強化事業の集大成として選手は頑張りました。また、選手をサポートする体制も充実していたと思います。ジュニア強化育成部会が06年に創設されてから毎年、改善が進み一つの形が出来上がりました。 毎月1回のキャンプの中で、”育成する”という観点に立ち様々な方策を講じてきました。東京五輪に向けて、新たな手ごたえを感じました。 大会を振り返り、日本チームの男女短距離に大きな課題があり”体格の差”が顕著。自転車トレーニングや出場する試合を精査しても、体力トレーニングの必要性を強く訴えたい。 終わりに、日頃より選手所属でご尽力頂いた指導者の方々、ご家族の支援、そして多くの関係者へこの場を借りて感謝を申し上げます。(JCF強化委員会ジュニア強化育成部会長 折本裕樹)