ジュニア合宿が5月3日~7日まで、トラックは伊豆ベロドローム、ロードは青森県八戸市で開催されている。それぞれ派遣大会への選考を兼ねトラックは世界ジュニア選手権大会、ロードはスイス、ドイツそしてよびカナダへ選手を派遣して世界戦ネイションズポイントを獲得する狙いである。
(トラック)
指定選手男女16名に先に行われた全国選抜大会からの優秀者をテスト生7名として加え,合わせて選考する。キャンプはスケジュールに沿って,タイム計測,団体種目選考,ロードトレーニング,参加コーチによる講義研修などが行われた。
また,来るべき東京五輪を見据えてジュニア選手への強化が活発化を見せ,以下の施策を進めている。
1エリートとの連携(選手・スタッフ)
ジュニア2年目(18歳)を迎える優秀選手を同時開催中のエリート合宿へ参加させ相乗効果の期待を目的とする。
2情報機器を利用したフィードバック
走行後,直ちに映像確認やスマートフォンからもフォームチェックができるようにする。
3高負荷トレーニングの実践
世界的な流れとして,ハイギアに対応するためトレーニングに取り入れ,ウエイトトレーニング,食事摂取の重要性をJCF強化としての指導方針として実践していく。
上記の施策として女子から鈴木奈央・梶原悠未選手を合宿途中から同時開催中のエリート合宿へ参加をした。また、タイム測定では沢田桂太郎(宮城:東北高校)が1kmで練習車輪ながら1分05秒63、4kmチームパーシュートでは前後ディスク51×14を使用し沢田・今村・徳田・安川のメンバーで4分17秒54と好記録を続出した。ただ、テスト生は250m走路不慣れな部分が多く、実力発揮が充分でなかった。しかし短期間で成長著しく、今後の活躍に期待したい。
(JCFジュニア強化育成部会長 折本裕樹)