まもなく2017マウンテンバイクシーズンが開幕します。
2016年はリオ五輪が開催された年でした。日本からは山本幸平選手が参加し、序盤はトップグループを形成し健闘しましたが21位で終えることとなりました。国内においては全日本選手権大会をはじめとする16大会が開催されました。その中には新規会場でのUCI公認ダウンヒル競技大会の開催も含まれており、マウンテンバイク競技国際化の全国的な拡がりを予感させる年となりました。
2017年は、さらなる競技力の向上と競技人口のすそ野拡大に向け、クロスカントリー競技においては、エリミネーター、ショートサーキット、マラソンの開催など種目の多様化を推進していきたいと考えています。ダウンヒル競技においては、プロテクト制度を一部改訂し、トップエリートに対するインセンティブ付与を高めます。
また、JOCジュニアオリンピックカップをはじめとするキッズプロジェクトに積極的に関与し、若年期からのマウンテンバイク競技への関わりを推進していきたいと考えます。
さて、3年後の2020年には東京五輪が開催されます。自転車競技全種目でのメダル獲得が目標であり、マウンテンバイク競技においてもメダル獲得を目指さなければなりません。
この目標に向け一昨年からUCI公認大会の国内開催を推進してきました。本年は昨年より1大会増えての開催となりますが、2018年からはこれをさらに加速させ、国内主要大会(Coupe du Japon 1)のすべてをUCI公認大会とし、国際競技力のより一層の向上を図ることや、さらに2019年には、さらに高位クラス(HC以上)大会を開催し、世界の強豪と競い合える場を日本国内で実現し、世界で戦える日本を作りあげていきたいと考えています。
またこれに合わせ、競技運営の国際化をも進めていくことが必要であり、そのために本年UCIエリートナショナルコミッセール講習会の開催を予定しています。
一方で、連盟本体でもユース・ジュニア世代を対象としたタレント発掘事業や、自転車競技全般に共通した土台づくりを全国に普及させる活動(ナショナルタレントハブの整備事業等)など、若年層からの一環指導体制の構築に向けた活動が加速しており、将来的なマウンテンバイク競技力の向上と競技人口のすそ野拡大につながるものと期待されています。
2020東京五輪に向けスポーツ界全体が活発になる中、マウンテンバイクにおいてもこれを好機とし、さらなる飛躍を目指していきたいと考えています。
最後になりましたが2017年度の選手皆様のより一層のご活躍をお祈り申し上げるとともに、関係者各位のより一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、挨拶と致します。
公益財団法人日本自転車競技連盟
マウンテンバイク小委員会
委員長 佐藤 裕幸
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2017公認マウンテンバイク大会について
公認大会(「全日本選手権大会」、「Coupe du Japon MTB」(クップ ドュ ジャポンMTB)等)参加にはJCF競技者ライセンス、およびチーム登録が必要です。(臨時登録により出場できる年少者クラスの競技者は除く)
チーム登録がされていない競技者は、各クラスへの出場権、ポイント・ランキングの権利、年度途中昇格はできません。
参加にあたっては、下記の手順にてお願いいたします。(詳しくは下記テクニカルガイド等をご確認ください。)
1)JCF競技者登録を行いライセンスを取得してください。
・登録について
https://jcf.or.jp/?page_id=53792
・登録専用サイト
http://jcf.tstar.jp/
2)チーム登録を行ってください。
・チーム登録専用サイト
http://spoen.net/69510/a
3)各大会エントリーにつきましては各主催者へお申込みください。
<2016年ランキングによる2017年クラス移行表>
誤記:アドバンスへの昇格部分1-30を1-20に修正20170404
<競技規則>
<2017公認審判員向け執務希望アンケート>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScv-2vk2Pmv9EiyA4qhgRw0ouJiCo89WwpaV8wrE4DsW9zTIw/viewform
<JCFマウンテンバイク情報>
https://jcf.or.jp/?cat=5&tag=MTB
<Coupe du Japonサイト>
・MTBに関するお問合せアドレス
mtb@jcf.or.jp