Stage5は滞在先の高校から180km離れたLebel-sur Quevillonの街の1周8kmのコースを12周する96kmで争われた。コースは単調な広い道ながらもゴール地点からその先の緩い登り坂が横風になり、この日もチームでまとまって戦うことが求められた。
スタートしてカナダ勢がアタックするがアメリカがコントロールしていく。この日はレース中盤から賞金のかかったポイント賞も多く設定されているが、日本チームはゴールのみを狙う。横風区間でペースが上がり危険な逃げが決まりかける場面もあったが日本チームはこれらにチームで対応できず、ばらばらになり危険な場面が見られたが何とかまとまる。ラスト2周ではニュージーランドと地元カナダの選手の2名が50秒ほどのタイム差をつけて逃げ、それに向けての危険な追走も入るがカナダナショナルチームがメインで集団をコントロールする。ゴール直前で2名は集団に吸収されこのステージもLUXチームのチェコ選手HOLEC Richardが圧勝した。日本チームは篠田をエースに最後は佐藤、蠣崎が牽引する予定であったが、佐藤がラスト2kmで目の前の選手の落車に乗り上げたため、小野寺が代わって蠣崎、篠田をラスト500mまでに集団先頭にひきあげる。そこからは蠣崎が篠田をひきあげ昨日ステージ優勝の HOLEC Richardの後ろまでつけさせるが、ゴール手前300mで落車が起こりそうになりそれを避けて篠田は蠣崎とは別ラインとなってしまった。篠田が3位、蠣崎が5位と最終局面に2名残したがステージ優勝に結びつけることは出来なかった。ただこの日もネイションズポイントを6点加算した。(JCF柿木孝之)
Stage5
1 HOLEC Richard(LUX)2時間10分19秒
2 STEPHENSON Denzel(Colorado select)同タイム
3 篠田幸希 同タイム
5 蠣崎優仁 同タイム
67 小野寺慶 同タイム
111 佐藤健 同タイム
112 宇賀隆貴 1分38秒差
Stage5後の個人総合成績
1 SHEEHAN Riley(アメリカナショナルチーム)8時間28分58秒
2 ISLAS LOPEZ, Fernando (メキシコナショナルチーム) 20秒差
3 HOLEC Richard(LUX)33秒差
36 小野寺慶 2分1秒差
37 蠣崎優仁 2分4秒差
85 宇賀隆貴 8分30秒差
90 篠田幸希 9分9秒差
93 佐藤健 10分33秒