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2017/05/26

2017 Tour du Pays du Vaud prologue<レポート>

5月25日からプロローグとタイムトライアルを含む4日間で争われるジュニアネイションズカップTour du Pays du Vaud がスタートし、フランスからの連戦となる日本チームは松田祥位、蠣崎優仁、小野寺慶、依田翔太、佐藤健、成海大聖の6選手が出走した。
プロローグは3.5kmのアップダウンコースで、強い追い風の直線の下りが1km、登り区間は全て向かい風で回転力とパワーの双方が求めらる。また高速の下り直線からのUターン、そして6つのコーナーがあり高いバイクコントロール技術も必要で、短いながらも総合的な力が問われるコースで争われた。
小野寺が高速コーナーで突っ込み過ぎて壁に激突するが、干し草に助けられ怪我なく再走する。この日に日本チームの最終走者でステージ上位が期待できる松田は前半に出走する日本の3選手の走りを車からみてコースを入念にチェックする。松田はまだ乗車経験の少ないTTバイクは避けて乗り慣れたロードバイクにアタッチメントハンドルで臨む。
松田は最初の登り区間では大きくタイムは稼げなかったが、後半のUターン、向かい風の登り区間でタイムを稼ぎこの日4位に入った。3位の選手とは0.09秒差と僅差であった。
世界のトップジュニアが集まる大会でのタイムトライアル種目4位という結果は過去に記憶がない。松田自身まだタイムを短縮できるところがこの日はいくつかあり、これからの成長が大きく期待できる。ジュニア全日本ロードチャンピオンの松田がプロローグで大きく注目を集める日となった。(JCF強化コーチ 柿木孝之)

1 Dmitry Mukhomediarov(ロシア)   4分34秒
2 Theo Nonnez(フランス) 1秒52差
3 Corentin Lesage(フランス)3秒00差
4 松田祥位 3秒09差
48 佐藤健 13秒57差
61 蠣崎優仁 15秒91差
68 依田翔太 16秒70差
81 成海大聖 21秒00差
123 小野寺慶 44秒71差