BIWASE CUP2018 Stage1
3月8日から16日まで9ステージで行なわれるBIWASE CUP2018がスタートした。このレースはUCIレースではないが、ナショナルチームを含めて海外チームが9チーム、ベトナムのクラブチームの9チームが参加し、3つの登りステージと6つの平坦ステージで争われる。日本からは上野みなみ、樫木祥子、吉川美穂、中井彩子、下山美寿々の5選手が出走した。昨年個人総合優勝した唐見美世子は今回主催会社のチームBIWASEでの参加となった。
第1ステージはホーチミン郊外の22kmの平坦周回コースを3周する66kmのコースで、日本チームはこの日は集団スプリントにもちこみ吉川のステージ優勝を狙った。
2回あるスプリントポイントの1回目は2014年アジア大会チャンピオンのタイのスプリンターJutatip Maneephanがトップ通過する。1周回目の落車に上野が巻き込まれて時間はかかったが身体は問題なく集団復帰する。
2回目のスプリントポイントを吉川が3位通過する。日本チームは下山を中心にして大人数の逃げを作らせないようにほかの集団スプリントを狙うチームと同調して動きスプリントへ持ち込んだ。日本、韓国、タイの列車争いからスプリントが始まり追い風スプリントで早めに仕掛けたJutatipが優勝し、吉川は5位となった。
昨年から調子を落としていたJutatipが復活し、今後の平坦ステージではタイ、韓国、日本の3チームでのスプリント争いが予想される。この大会は経験を積むのに非常に向いたレースであり、日本の選手にとってはスプリントポイント、そしてゴール前のチームの動きを身につける良い機会となる。
Stage2は例年レース後半の9kmの登りと頂上からの15kmのアップダウンで勝負の決まるコースであり、日本チームは樫木、中井で個人総合上位を狙う。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
1 Jutatip Maneephan(タイ)1時間50分53秒
2 Lee Joohee (韓国) 同タイム
3 Pham Le Xuan Hong(ベトナムチーム BIWASE)
5吉川美穂同タイム
11中井彩子 同タイム
37上野みなみ 同タイム
45樫木祥子 同タイム
72下山美寿々 同タイム