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2018/03/14

2018女子エリート BIWASE CUP stage6 レポート

BIWASE CUP Stage6
Stage6は緩やかなアップダウンはあるがほぼ平坦の115kmのコースで、日本チームは4人でまとまってチームで攻撃して逃げ集団を作りステージ優勝を狙った。
20kmまでは穏やかに進むが、そこから日本チーム、韓国チームを中心に攻撃をかけて、上野、中井が逃げグループを作りタイム差は開くがメイン集団が逃さない。スプリントポイントのあとに上野、中井を含む逃げが勢いよく決まりかけるが、それも吸収される。2回目のスプリントポイントのあとに日本チームで複数回攻撃を仕掛け、70kmあたりで12名の先頭グループが形成され、そこに中井と樫木が入る。逃げたメンバーの中に個人総合上位の選手が樫木、唐見を含めて3名含まれており、樫木は逃げきっても3分以上の差をつけなければ個人総合6位からのジャンプアップがのぞめずあまり旨みがない。ただ今大会は強くリーダーシップをとれるチームがおらず最終日まで何が起こるか分からないのでそのまま先頭集団で回す。タイム差は2分弱まで広がりそこからタイム差が縮まらず、メイン集団も強力に牽けるチームがないのが伺える。そのまま先頭集団は逃げ切り、中井がスプリントポイントジャージの韓国選手をマークしてスプリントするが上位に絡めず8位になった。唐見が昨日、そして今日のステージでも強さを見せて、個人総合で2位まで上がってきた。
今日の日本チームはまだまだ改善点が多いものの、チームでの攻撃がレース中盤にかけて上手く出来るようになってきた。選手が単発で動いても、平坦コースではなかなか抜け出すことは出来ない。集団コントロールするチームがたびたび脚を削られる逃げ方、また逃がしてくれるメンバーと人数で仕掛ければ攻撃の精度は大きく上げられる。
スピードのある上野が徐々に調子をあげつつあり、このステージでは最終的な逃げには入れなかったが、上野の複数回の強力な攻撃が有効打となった。
stage7はクリテリウム、stage8とstage9は平坦コースではあるがチャンスを日本チームで作り出してステージ優勝、樫木の個人総合のジャンプアップを狙う。(JCF強化コーチ柿木孝之)

Stage6結果
1 Yanthi Fuchiati(インドネシア)2時間51分54秒
2 Namkung Soyoung(韓国)同タイム
3 Supuksorn Nuntana(タイ)同タイム
8 中井彩子 同タイム
12 樫木祥子 7秒差
34 上野みなみ  2分18秒差
56 下山美寿々 同タイム

Stage6 個人総合成績
1 Nguyen Thi Thi(Gao Hat Ngoc Troi AG)15時間52分37秒
2 唐見美世子 12秒差(BIWASE)
3 Nguyễn Thị Thu Mai(Gao Hat Ngoc Troi AG)29秒差
6 樫木祥子 1分35秒差
17 上野みなみ 9分20秒差
18 中井彩子 9分42秒差
36 下山美寿々 20分15秒差
40 吉川美穂 23分37秒差