Biwase cup 2018 Stage8
Stage8は平坦基調の120kmのコースで、日本チームで攻撃をかけて混戦にしてステージ優勝と樫木の個人総合のジャンプアップを狙った。
スタートしてリーダーチームとその兄弟チームがコントロールして進む。日本チームは20km過ぎから攻撃をはじめるがこの日は日本チームと協調を取るチームが少なく、なかなか抜け出せない。一度様子を見たのち再び日本チームが40km過ぎで攻撃を続けると中井が韓国、タイと3名で抜け出すことに成功する。その後も2名、5名と個人総合下位の選手がパラパラと抜け出す。スプリントポイントで先頭の3名は牽制となり、その影響で後続は追いつき先頭集団は10名になる。メイン集団とは1分30秒ほどのタイム差でしばらく進むが、先頭グループから韓国が脱落したことによりメイン集団を韓国チームが強力に牽引する。タイム差が縮まってきたところで中井が先頭グループから攻撃して脚のあるメンバー数名で先行するが、90km過ぎにメイン集団に吸収される。そこからは上野、樫木、下山が攻撃をかけ続ける。逃げが決まりかけることもあったが、この日はリーダーチームと集団スプリントに持ち込みたいチームの意思が強く、また日本チームの連日の攻撃を他のチームが警戒して抜け出すことは出来ない。日本チームは4名で出来る限りのことを行なったが集団スプリントとなり、この日もJutatip Maneephanが制した。
最終ステージは逃げるのは厳しいコースであるが、ほかの逃げたいチームも誘い出しチームで攻撃を仕掛けていく。(JCF強化コーチ柿木孝之)
Stage8結果
1 Jutatip Maneephan(タイ)3時間9分4秒
2 Bui Thj Quynh(BIWASE)同タイム
3 Pham Le Xuan Hong (GPB)同タイム
15 中井彩子 同タイム
17 上野みなみ 同タイム
34 樫木祥子同タイム
48 下山美寿々 同タイム
Stage8 個人総合成績
1 Nguyen Thi Thi( Gao Hat Ngoc Troi AG)20時間16分10秒
2 唐見美世子 12秒差(BIWASE)
3 Nguyễn Thị Thu Mai( Gao Hat Ngoc Troi AG)29秒差
6 樫木祥子 1分35秒差
17 上野みなみ 9分20秒差
18 中井彩子 9分49秒差
36 下山美寿々 20分15秒差