Stage2は2kmほどの2か所の登りを含む厳しいアップダウンを4周回する83.7kmのコースで、日本チームは唐見で個人総合上位を狙った。一昨日から体調を崩していた上野はこの日はスタートせず、5月6日からのPanorama Guizhouに向けて回復させることとした。
1周目の山岳ポイントの登りでペースが上がり11名が先行し、個人総合優勝候補らほぼ全員と日本チームからは唐見、金子、梶原の3名が入る。集団はいくつにも分断されたが追走グループが合流して23名の先頭グループとなる。大きな攻撃はないがロシアのOSHURUKOVA ElizavetaやスペインチャンピオンのGUTIERREZ RUIZ Sheyla、HITECHのFRAPPORTI Simonaが揺さぶりをかける。この日のステージは梶原にはきついコースとみていたが、先頭集団でしっかり登りをこなしていく。ラスト周回の1つ目の登りで2名のアタックがあり、さらにパラパラと追走が入り5名の先頭集団を形成するがここに日本チームは入れない。日本チームが追走をかけないといけない場面であったが、金子、梶原もそこまでで脚を使い動けない。5名の逃げは決定的となりラスト10kmで40秒差となり、そのままゴールでは1分差をつけ逃げ切る。昨年この大会で総合優勝しているHITECHのBECKER Charlotteがスプリントを制した。後続集団の6位争いのスプリントでは登りで脚を削られた梶原が4位となりこのステージ9位となった。
Stage3はアップダウンが多いもののレースが流れるコースのため集団スプリントになる可能性が高い。日本チームはスプリントポイントでの梶原のボーナスタイム獲得による個人総合の上位進出、そして最後のスプリントでステージ優勝を狙う。
ステージ2 順位
1 BECKER Charlotte (HITECH PRODUCTS) 2時間31分36秒
2 GUTIERREZ RUIZ Sheyla (CYLANCE PRO CYCLING) 同タイム
3 OSHURUKOVA Elizaveta (ロシアナショナルチーム) 同タイム
9 梶原悠未 1分8秒差
15 唐見実代子 同タイム
19 金子広美 1分13秒差
35 中井彩子 9分14秒差
OTL 福田咲絵
DNS 上野みなみ
ステージ2 個人総合時間
1 GUTIERREZ RUIZ Sheyla (CYLANCE PRO CYCLING)
2 BECKER Charlotte (HITECH PRODUCTS) 4秒差
3 OSHURUKOVA Elizaveta (ロシアナショナルチーム) 7秒差
10 梶原悠未 1分22秒差
14 唐見実代子 同タイム
16 金子広美 1分27秒差
34 中井彩子 9分28秒差
JCF強化コーチ 柿木孝之