今年44回目の開催となったチャレンジサイクルロードレース。春のレースとして、また新年度最初のレースとして定着している伝統の大会でもある。
4月6日、7日の2日間両日共に天候に恵まれ、特に7日は最高気温が20℃を超える暑さを感じる中での大会となった。
<A-E>
日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを13周+4kmの69kmで行われたA-Eクラスには、国内トップチームの選手が多数出場。昨年優勝の入部正太朗はツール・ド・ランカウィ出場のため欠場となったものの、ほぼフルメンバーを揃えたシマノレーシングをはじめ、会場に近い三島市を拠点とするチームブリヂストンサイクリングや愛三工業レーシングチーム、宇都宮ブリッツェンなどがエントリーリストに揃った。
レース序盤、30名前後の集団が先行。後続の集団はチームブリヂストンサイクリングが牽引するも、差は1分以上開く。先頭集団は人数が17人まで絞られるものの、レース後半に入ってもペースは落ちず、後続集団との差をさらに広げていく。
残り3周、森本誠(イナーメ信濃山形)や才田直人(LEOMO Bellmare Racing
Team)のペースアップで先頭集団が二つに割れ、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、木村圭佑(シマノレーシング)、前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、米谷隆志(LEOMO
Bellmare Racing team)の4人が抜け出す。
最終周回に入る直前、岡が単独で先行。そのまま1周を逃げ切り、独走勝利を決めた。
<A-U>
12周+4kmの64kmで行われたA-Uには、大学生を中心に167人が出走した。
スタート直後からアタックと吸収が繰り返されたレース中盤、山本哲央(中央大学)が単独で先行する。後続のメイン集団は追走の動きがまとまらず、差は1分以上開く。山本はそのまま最後まで逃げ切り、2位以下に2分以上の大差をつけて優勝した。
<A-F・A-Fj>
女子のA-Fは4周+4kmの24km。42人でスタートしたレースは後半までに5人に絞られ、その中から大堀博美(YOKOSUKA
UNO
RACING)と榎本美帆(MIVRO)の2人が先行して最終周回に入る。最後は大堀が榎本を振り切ってフィニッシュし、チャレンジサイクルロードレース初優勝を決めた。
同時スタートのA-Fjは、全体の5位に入った石田唯(北桑田高校)が優勝した。
<A-J1・A-J2>
当初予定より1周少ない6周+4kmの34kmで行われたA-J1は、2018年のインターハイロードで優勝した川崎三織(栄北高校)が優勝。A-J2は津田悠義(三好高校)が優勝。A-Yでの3連覇とあわせてチャレンジサイクルロードレース4連勝とした。
<A-Y・AーM>
レースキャンセルとなり、その時点でDNFとなっていない選手が完走扱い、通過記録のみコミュニケ掲載となった。なお、A-Y、A-Mともに完走扱いとなった選手へは全日本ロード申込資格が与えられる。
<付帯イベント>
2019シクロクロス世界選手権日本代表・三船雅彦監督による若手向けの講習会とシニア向けのライドスクールが実施された。
■B部門含む、大会結果は下記の大会ページより
第44回チャレンジサイクルロードレース大会