ポーランドのプルシュクフで開催中のトラック世界選手権は28日に大会第2日目の競技が行われ、男子ケイリンで新田祐大が銀メダルを獲得した。
大会前の時点で世界ランキングが国別で1位、個人で河端朋之が1位、脇本雄太が2位につけ、メダル獲得が期待されていた同種目。同10位の新田は1回戦から着実に上位に入り決勝へ進出。決勝では、前日のチームスプリントで圧倒的なスピードを見せたオランダのマティエス・ブフリを最後追い詰めるもわずかに届かなかったが銀メダルを獲得。河端は準々決勝で降格により敗退し16位、脇本雄太は8位となった。
同種目で日本勢がメダルを獲得するのは昨年2位の河端朋之に続き2連連続。日本勢の底力を世界に示した。
●新田祐大のコメント
「銀メダルの喜びと悔しさが半々。すごく苦しい練習で追い込んでいるのに金が獲れない悔しさがあり、それは金メダルが獲れた時に報われる思う。残り半周で(優勝した)ブフリが先頭に立った時に様子をうかがわずに踏み込むべきだった。昨年、河端さんがメダルを獲った時に見ていた側で、チームメイトがメダルを取って力を証明してくれて嬉しい反面、自分がその立場にあったら金メダルが獲れただろうかと思い、そのために日々の練習を欠かすことなく、集中して、そして何が大切なのか感じなながら練習してきたことがここまでこれた」
■2019年2月28日(木)※現地時間
男子ケイリン
1位 BUCHLI Matthijs/マティエス・ブフリ(オランダ)
2位 新田祐大(日本)
3位 BOTTICHER Stefan/ステファン・ボティシャー(ドイツ)
8位 脇本雄太(日本)
16位 河端朋之(日本)
http://www.tissottiming.com/File/0003110102010405FFFFFFFFFFFFFF02
女子スプリント
24位 小林優香(日本)
予選 http://www.tissottiming.com/File/0003110102020101FFFFFFFFFFFFFF02
■その他種目結果
http://www.tissottiming.com/2019/ctrwch/ja-jp/Default/
■大会公式ドキュメント
https://www.uci.org/news/2018/2019-uci-track-cycling-world-championships-presented-by-tissot—official-documents
■本大会の日本選手団