2020-2021シーズン JCX ナショナルシリーズ第5戦が11月22日 滋賀県高島市マキノ高原で行われた。第3戦、第4戦に予定されていた野辺山シクロクロスが中止になったため、実質、今シーズンのナショナルシリーズ3戦目となる。
9周回によって争われた男子エリートは序盤にジュニア、U23,エリートそれぞれいずれかでチャンピオン経験者による7〜8名の先頭パックができ、周を重ねる毎に人数を減らし、5周目には織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)の二人が抜けだし先頭パックを形成すると後続はバラバラになる。6周目、織田がシケインを乗車したまま通過後アタックすると沢田との差が広がり始めた。沢田はそのギャップを埋めることができず、反対に織田のリードは最大30秒まで広がり織田が取手、幕張に続いてJCX3連勝を飾った。前半全く調子が上がらなかったと言う全日本選手権の記事連覇を狙う前田 公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)はラスト2周をこの日のファステストラップを刻みペースを上げ沢田に3秒差まで迫るが沢田が逃げ切り2位、前田が3位となった。
このレースの出走者は74名、完走者は24名だった。
女子エリートには20名が出走、6周回のレースとなった。今井 美穂(CO2bicycle)がホールショットを奪い、勢いよく攻めてくる若い選手を退け独走態勢に持ち込んだ。2番手以降はなかなか落ち着かなかったが2年ぶりにシクロクロスレースに参加した與那嶺 恵理(OANDAJAPAN)が最後尾から追い上げ2位に浮上し今井を追う展開に。3番手には赤松 綾(SimWorks Racing)が石田 唯(北桑田高校)を交わして浮上。今井は若干ラップタイムを落としつつもマージンをキープし、フィニッシュ。2位には與那嶺、3位には赤松が入った。
男子ジュニアでは現ジュニアチャンピオンの村上 裕二郎(松山工業高校 )が他の選手を寄せ付けることなく独走で優勝した。
主なレース結果
男子エリート(0.1+2.6km×9Laps)
1:織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1:01:10
2:沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00:25
3:前田 公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)+0:00:28
女子エリート(0.1+2.6km×6Laps)
1:今井 美穂(CO2bicycle)0:47:33
2:與那嶺 恵理(OANDAJAPAN)+0:00:27
3:赤松 綾(SimWorks Racing)+0:00:40
男子ジュニア(0.1+2.6km×6Laps)
1:村上 裕二郎(松山工業高校) 0:42:54
2:副島 達海(Limited Team 846) +0:00:36
3:永野 昇海(イナーメ信濃山形) +0:01:59
男子マスターズA(0.1+2.6km×5Laps)
1:村田 憲治(京都岩井商会レーシング) 0:37:35
2:田崎 友康(Toyo Frame) +0:00:05
3:自檀地 崇(シルクロード) +0:00:43
男子マスターズB(0.1+2.5km×4Laps)
1:藤井 修(きゅうべえsports) 0:31:02
2:湯浅 勉(RIDE LIFE GIANT) +0:00:01
3:守屋 清国(SPADE.ACE CX TEAM) +0:00:33
その他のカテゴリのリザルトはAJOCCホームページを参照してください。