今期初のUCIレースとなるJCXシリーズ 第4戦が前日に引き続き長野県南牧村野辺山の滝澤牧場で行われた。例年は泥となる農耕地を利用したセクションを保護のため若干ラインの変更が加えられたが、基本的には前日と同じコース。UCIポイント獲得を狙い多くの選手が参加。男子エリートには96名が出走となった。
男子ジュニアには3名が出走。永野昇海( イナーメ信濃山形)がほぼ独走のまま優勝した。
女子エリートでは前日同様に渡部春雅(明治大学)が1周目から独走状態になり、終盤2位となった福田咲絵(AX cyclocross team)との差が若干詰まったかのように見えたが逃げ切り二日連続の優勝となった。3位には2018年、2019年の全日本覇者である松本璃奈(RIDE MASHUN SPECIALIZED)が入った。21名が出走して完走者は12名だった。
最終レースとなった男子エリートには96名が出走。1周目完了時には前日の表彰台メンバーが先頭パックを形成していたが、2周目突入した直後のアスファルト区間で前日2位だった織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)がアタック。それに前日の優勝者である沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が反応するが、野辺山の新名物とも呼べる溝越えの着地の衝撃によるメカトラブルが発生。沢田はバイクチェンジをしたのち小坂 光(宇都宮ブリッツェン)とパックを組んでレースを進める展開になった。その後沢田は同様のトラブルを繰り返すも終盤には15秒ほど先行する織田を追うが、詰め切る事はできなかった。織田は前日のリベンジする形で優勝。2位には沢田、3位は小坂となった。このレースの完走者は14名だった。
レース結果
男子エリート(10Laps)
1 : 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1:00:41
2 : 沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0:13
3 : 小坂 光(宇都宮ブリッツェン) +1:19
女子エリート(7Laps)
1 : 渡部 春雅(明治大学) 49:02
2 : 福田 咲絵(AX cyclocross team) +0:19
3 : 松本 璃奈(RIDE MASHUN SPECIALIZED) +2:07
男子ジュニア(6Laps)
1 : 永野 昇海 ( イナーメ信濃山形) 40:49
2 : 加藤 快介 ( F(t)麒麟山Racing) +2:03
3 : 高本 周埜 ( Limited Team 846) +4:58
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