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2022/09/27

2022年世界選手権ロードレースジュニア女子 レポート

2022世界選手権ロードレースジュニア女子

ジュニア女子のロードレースもジュニア男子と同じくウロンゴンの17.1kmの周回コースを4周するコースで、日本からは垣田真穂、水谷彩奈が参加した。

レースは1周目から優勝候補筆頭のZoe Backstedtを擁するイギリスがコントロールして進む。登り区間ではペースが上がり集団から多くの選手がこぼれる。この登りでZoe Backstedtが一人で抜け出したため、早くも一人旅を始める。2周目の登り区間でも集団はペースが上がり、水谷が遅れる。3周目も同じ展開であったが、垣田は前半よりも落ち着きをみせながら対応していく。レースは1周目から逃げ続けたZoe Backstedtが一人逃げで2分差をつけたまま力をみせつけて優勝した。2位をかけた集団での争いでは、登りの得意な選手が最終の登りで攻撃をかけてペースがあがり、さらに集団は絞り込まれたが垣田は集団で登り切る。さらに集団からは2名が抜け出し、視界にはいる位置であるが追いつかない。そのまま15秒ほど集団から先行した2名が2位、3位となった。ラストで集団からイタリアの選手が抜け出し、その後の13名でのスプリントで垣田が先頭でフィニッシュして5位となった。

初めての海外ロードレースに参加した垣田は集団での動きに戸惑い、脚を大きく使いながらも最終局面でメダルをかけた争いに参加した。3周目までは登りで遅れて下りと平坦で復帰していたが、最終周は力を出して2位を狙える集団で登り切り、そのままフィニッシュを迎えた。

2周目の登りで遅れた水谷はそのあとの平坦で集団復帰できずリタイアとなった。今回は本来の走りができなかったが、来年ジュニア2年目での走りに期待している。

ジュニア女子結果
1 Zoe Backstedt(イギリス) 1時間47分5秒
2 Eglantine Rayer(フランス)  2分7秒差
3 Nienke Vnike(オランダ)  同タイム
5 垣田真穂  2分21秒差
DNF 水谷彩奈