2022年世界選手権ロードレースジュニア(オーストラリア・ウロンゴン)
ロードレースはTTの行なわれたウロンゴンの周回コースに1kmほどの登り区間が加わった17.1kmの周回コースを8周する135.6kmで争われた。
日本からは藤村一磨と鎌田晃輝の2名がTTに続き参加した。
朝から雨のレースとなり、ニュートラル解除後1kmもたたないうちに集団落車が発生し、有力選手とともに鎌田も巻き込まれる。バイクを直して走るが、例年通りジュニアレースはスタートから常に速く、落車から復帰したい選手らと追走するが集団復帰はかなわなかった。
藤村はスタート直後の落車の余波を受けたものの集団に戻る。多くの攻撃がかかる中、集団内でこなす。レースは最大勾配14%の登りが選手をふるいにかけ、集団前方で攻撃をかけた選手らが先頭グループを作る展開となる。粘っていた藤村も5周目あたりで勝負グループから遅れる。その後先頭集団は20名ほどになり、勝負はここでグループに残った選手の戦いとなった。優勝はドイツのEmil HERZOGで、藤村は30位争いの集団で57位でのフィニッシュとなった。
ジュニア世界選手権は毎年レース前半に必ず落車が起こり、これはどこで起こるか予測できない。鎌田は落車で自分の走りをみせることなくリタイアとなった。
世界選手権前にフランス、イタリアのレースを走り臨んだ藤村は、力勝負となった20人強の集団に残りたかったが、現在の力ではここに入ることはかなわなかった。
ジュニア男子ロード 結果
1 Emil HERZOG (ドイツ) 3時間11分07秒
2 António MORGADO (ポルトガル) 55秒差
3 VAN MECHELEN Vlad(ベルギー) 同タイム
57 藤村一磨 11分58秒差
DNF 鎌田晃輝