2022年世界選手権ロードレース大会が9月18日からオーストラリアのウロンゴンで始まり、20日はジュニア男女のタイムトライアルが行われた。
タイムトライアルコースはウロンゴンのほぼ平坦の1周14.1kmの周回コースを女子1周、男子は2周で行なわれた。2分弱の登り区間が1か所あるが平坦区間が多く力勝負となることが予想された。
女子ジュニア
女子ジュニアには垣田真穂が参加した。長い距離の個人タイムトライアルを走る機会がない中で、TTバイクをうまく扱いコーナーも非常に攻める。前半区間を強く踏み続け、中間順位は8位、後半落としたとはいえ最終的には13位となった。昨年の世界選手権ロードレースに続きイギリスのZoe Backstedtが圧勝した。
垣田は3位に入るためには25秒ほど、10位以内に入るためには8秒タイムを削る必要があったが、初めてのタイムトライアルで可能性のある走りをみせた。
ジュニア女子結果
1 Zoe Backstedt(イギリス) 18分26秒
2 Justyna CZAPLA(ドイツ) 1分36秒差
3 FEBE Joris(ベルギー) 1分49秒差
13垣田真穂 2分13秒差
男子ジュニア
男子ジュニアには藤村一磨、鎌田晃輝が参加した。ジュニア女子のレースでは風がなかったが、男子のスタート時間の午後には海からの風が吹き始めた。第1走の鎌田は1周目はしっかりとしたリズムで乗れていたが、2周目にタイムを落とし45位となった。藤村は1周目に直線では力を出しながらもコーナーでのロスも大きい。コースアウトもあったが、2周目には垂れることなく力を出し切り39位となった。
ジュニア男子ロードレースでは集団内での位置取り争いと登りでの攻撃で集団は小さくなっていくと思われる。攻撃的な走りをする鎌田、藤村には得意なロードレースでの走りに期待している。
ジュニア男子結果
1 Joshua Tarling (イギリス) 34分59秒
2 Hamish Mckenzie (オーストラリア) 19秒差
3 Emil Herzog (ドイツ) 33秒差
39藤村一磨 4分11秒差
45鎌田晃輝 5分3秒差