4月8日から10日まで3つのステージで争われるUCI2.1Tour of Thailand2017 がスタートした。日本チームは金子広美、吉川美穂、樫木祥子、福田咲絵、合田祐美子の5選手で臨む。今年は最終ステージの第3ステージが厳しい登りコースであり、このステージで個人総合順位が決まると予想される。日本チームは金子をエースとして個人総合上位を狙う。
第1ステージは102kmの平坦基調のコースで個人総合上位に入ると予想される選手は大きくは動いてこないと予想され、日本チームは吉川のステージ優勝を狙った。前半からアタックは頻発するが今大会の主力チームの危険な逃げには金子、吉川を中心に動く。50km過ぎに2名の逃げが30秒ほどの差をつけるが、それ以上の差はつけないよう樫木がほかのチームと一緒にコントロールに入る。スプリントポイントは吉川が集団の先頭で3位通過し、調子のよさを確認する。
先頭2名が吸収された後のアタック合戦には福田が対応して、日本チームは吉川のゴールスプリントに備える。最後は大きな集団のままスプリントとなり、吉川は金子の先導により絶好のポジションまであがる。しかしスプリントの開始とともに隣の選手と接触し勝機を逸した。優勝は先月ベトナムで行なわれたBiwase Cupでステージ3勝したベトナムのスプリンターNguyen Thi That。吉川は良い状態でスプリントに臨んだだけに最後は悔やまれるゴールとなった。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
1 Nguyen Thi That(ベトナム) 2時間41分41秒
2 Meng Zhaojuan(香港) 同タイム
3 Nuntana Supuksorn(タイ) 同タイム
8 吉川 美穂 同タイム
14 金子 広美 同タイム
35 福田 咲絵 同タイム
43 樫木 祥子 同タイム
47 合田祐美子 同タイム