2017/09/11

9/10 MTB世界選手権レースレポート

大会最終日はDHI男子ジュニアと男子エリートの決勝が行われた。
コースは高い山が少ないこの地域の特性に合わせて作られており、日本にはない土質でXCOと同じく細かい粒子の砂がギャップに溜まり目視しにくいのが難点だ。
前半はテクニカルで後半はハイスピードのレイアウトで、フィジカルとテクニックの両方を試される。
男子ジュニアは10:05分に宇津孝太郎がスタート。連日の試走で転倒が多く落ち着いて走り切り転倒はしなかったが、慎重さが裏目に出てタイムが伸びず4:05925で39位だった。
井岡祐介は10時46分スタート。タイムドセッション8位で期待された。コース前半に穴にハンドルを取られて転倒してしまったが、その後は攻め切ってまとめて走り切り3:52:529で17位でレースを終えた。
男子エリートは14時13分に井本はじめがスタート。中盤のジャンプ手前のコーナーでリヤタイヤが滑りそのままジャンプセクションに突入したため、着地で前輪をぶつけてスポークが5本飛んでしまいホイール破損で後半まともに走れず5:3:170で64位だった。14時16分スタートの清水一輝は前半砂で何度もスリップダウンしかける中何とかこらえて転倒は免れたが、細かいミスが響いて3:54:145で56位。14時20分スタートの九島勇気はコース上の木にぶつかりそうになりラインを変えたが、その後のセクションでコーステープに引っかかってしまうミスがあったが、その他はまとめて走ったが3:53:925で63位となった。
DHIは特に国内と海外のコース差が大きく、その差は年々開いていくばかりだ。今回はジャンプの大きさや国内にない土質に終始日本人選手は悩まされた状況であったが、エリート選手とジュニア選手、そしてDHI専門メカニックを配置することでチームとしてのまとまりを見せて戦うことができた。今後は色々なパターンのコースに対応できるよう更なる経験を積んでいく必要を感じた。
沢山のご声援ありがとうございました。(監督 鈴木雷太 JCFMTBコーチ)