Arden Challenge 第2ステージ – Chiny(ベルギー)
レースは43kmの大きな周回を回った後に18kmの周回コースを5周。43kmの周回には2回の山岳賞があり、18kmの周回コースはゴール前に10% 1kmの登りが含まれている。
15km過ぎに石上を含む約10名が先行するも後に集団に吸収される。その後も小さなアタックが繰り返されながら約100名の大きな集団のまま小周回に入る。
横風区間を前に集団の動きを察知した石上が集団の前方に構え、横風区間に突入。約25名が先行し石上もここに加わった。しかし、石上は横風に耐えられずに遅れてしまう。
残り80km。先頭集団との差が約20秒開いたところで徳田がアタック。これにベルギー人3名が加わり、4名で先頭集団に追いついた。
残り60km。先頭集団は26名となり後続との差は90秒。逃げ切る可能性が大きくなったところで先頭集団では横風区間でさらに攻撃が起こり、徳田は遅れてしまい後続の集団に吸収された。
先頭集団は逃げ切り、ベルギーのコンチネンタルチームに所属する DeJongheが優勝。総合成績でも首位に立った。
後続の集団では登りゴールで石上が集団前方で入り、22位でフィニッシュ。
石上はU23個人総合成績で3位に順位を上げ、徳田も6位に付けている。
今日は2人とも「勝ち逃げ」に加わったものの、パワー及び経験不足で遅れてしまった。しかし、理論に基づいたレース中の動きは結果的に失敗であっても今後のステップアップに不可欠なものである。2名ともU23賞では上位に付けているが、総合成績は意識しないで積極的なレースを期待している。(橋川 健)
Arden Challenge
第2ステージ – Chiny(ベルギー)
出走184名 132km
1. DE JONGHE Kévin
2. TOOTH Niels
3. SCHUERMANS Jens
22位 石上 優大
46位 徳田 優