Arden Challenge(4月13日~17日)
ベルギーのルクセンブルグ地方を中心に行われているワンデイレースの5連戦で、仮にリタイヤしても翌日は出走する事ができる。5日間通して完走した選手には個人総合時間賞、U23個人総合時間賞、山岳賞、ポイント賞も与えられる。
例年ベルギーのコンチネンタルチーム所属の選手が当日エントリーで参加していたが、今年は事前エントリーが優先された事によりオランダ、ベルギーその他イタリア等のチームによりエントリーが埋まり、コンチネンタルチームに所属する選手のエントリーは無かった。
欧州遠征を行っているU23 ナショナルチームからはZLMツアーに参加しない山本大喜が前半の3日間だけをエントリーして出走する事になった。
1日目 Rouvroy 120km
58.5kmの大きな周回を回り15.1kmの小周回を4周。山岳ポイントが合計4回。スプリント賞が2回ある。山本はスプリント賞を2回とも3着で通過。3回目の山岳賞は1位通過するが、レース後半に約20名の集団を逃し、後続の集団に取り残され63位でフィニッシュした。
2日目 Wellin 123km
第2ステージは高低差約200mの峠が6回ある。5回目の峠で約10名が先行し、山本はカナダのナショナルチーム所属の選手と共に追走、追いついたタイミングでそのまま先行し、5回目の山岳賞を2位通過する。山岳所の後にカナダの選手が後続を待つ判断をしたため山本は単独となる。約10kmを単独で先行したが10名の集団に吸収。
ラスト1kmで3名がロングスパートを欠けたがそこに反応することができずに逃してしまったが6位でフィニッシュした。(橋川 健)
山本コメント
「今日は終始集団の前方で展開に加わることができたが、今思えば明らかに無駄な動きもあった。もう少し効率よい走りができれば勝つチャンスもあったと思う。明日は今日の反省点を活かして優勝を狙いたい。」