BIWASE CUP 2014 Stage3
この日は1周5kmの湖の周りの周回を10周回する50kmのコース。登り区間はなく、レース距離も短くスプリンターの日となることが予想された。レースはスタートから単発のアタックは続くが、10秒以上の差がつくことはない。タイムボーナスのある3周回、6周回のスプリント賞でも大きな動きはなく、このまま集団スプリントかと思われた7周目の中盤で大落車が発生する。日本選手は金子以外の3名が巻き込まれてしまい、西は落車を避けて止まれたものの後ろから激しく衝突されて、頬と顎を激しく地面に打ち付けて顎の下を大きく切ってしまい、出血が激しく大会側に止められリタイア。救急車でそのまま病院へ搬送された。合田、坂口もこの落車に巻き込まれたが、自力で何とか復活に成功する。最後は向かい風の中での集団スプリントとなり坂口が5位に入った。
今回チームのキャプテンとしてレース内外でのチームのまとめ役であった西がレースを走れなくなり3名となったのは大きな戦力ダウンである。3日間の走りをみただけでも西はチームが不利な状況に陥らないような動きなど個人のレース結果には現われないチームでの戦いの走りの出来る選手であったので、明日からはチームは苦戦を強いられことになる場面も多くなるであろうが、他の3名でまとまって結果に結びつく有効な攻撃を続けていく。(JCFロード部会員 柿木 孝之)
第3ステージ
1位 Nguyen Thi That (ベトナム)1時間16分13秒
5位 坂口聖香(パナソニックレディース)同タイム
着順不明 10位前後 金子広美(イナーメアイランド信濃山形)同タイム
着順不明 合田祐美子(早稲田大)同タイム
西加南子(LUMINARIA)は完走扱いにはなったが、身体の状態をみてリタイアすることとした