Stage3は最初の60kmはアップダウンコースで、中盤に3km強の登り、そしてレース終盤に勝負ところとなる7kmの登りをこなし、そこから2kmほど下ってベトナムの避暑地Da Latでゴールを迎える110kmで争われた。
前半は大きな動きはなく個人総合で15分遅れた選手の単独逃げが決まり緩やかに進む。個人総合リーダーを擁する日本チームは力を温存しながらレースを進める。その後ステージを狙いたいチームが逃げを作り2名の先頭集団と追走の2名の追走集団が出来る。先頭とは最大5分弱まで広がり、ステージを狙いたいチームと協力して日本チームは上野みなみと石上夢乃が集団コントロールを開始するとあっという間にタイム差が縮まる。そのまま上野と石上の先頭牽きで登り口まで進み、2名となった先頭グループに40秒差で登りの勝負が始まる。昨日と同じく昨年の優勝者Nguyen Thi Thiが登りはじめから中腹までペースアップし先頭の2名をとらえ、途中からBIWASEチームの牧瀬翼、タイのSomratのアタックにより個人総合上位選手の6名での戦いとなる。山岳賞のかかった山頂を樫木が昨日と同じくトップ通過し山岳ポイントのリードを広げる。そのまま下りゴールでのスプリントとなり、韓国のSon Eunjuが制しタイム差なしで金子が4位、樫木が6位でゴールした。この日は最後の登り口まで唐見、石上、上野がしっかり機能して他チームに危険場面を作らせない形でレースを進め、登りでは樫木、金子が安定した走りを見せて個人総合1,2位をチームで守った。
Stage3ステージ成績
1 Son Eunju(韓国)3時間25分10秒
2 Phetdarin Somrat (タイ)同タイム
3牧瀬翼 (BIWASE) 同タイム
4金子広美 (日本ナショナルチーム) 同タイム
6樫木祥子(日本ナショナルチーム)同タイム
24唐見実世子(日本ナショナルチーム) 2分56秒差
50上野みなみ(日本ナショナルチーム) 6分19秒差
52 石上夢乃(日本ナショナルチーム) 6分52秒差
Stage3 個人総合成績
1 樫木祥子(日本ナショナルチーム)8時間19分58秒
2 金子広美(日本ナショナルチーム)26秒差
3 牧瀬翼 (BIWASE) 35秒差
21唐見実世子(日本ナショナルチーム)9分6秒差
40上野みなみ(日本ナショナルチーム)13分38秒差
41 石上夢乃 (日本ナショナルチーム)14分11秒差
JCF強化コーチ柿木孝之