COURSE DE LA PAIX U23
6月5日 第3ステージ Jeseník – Jeseník / 160 km
最終ステージは山岳ポイントを4つ含むハードな160㎞。チームは雨澤の個人総合を上げる事と、今後の招待に繋げるためにも残った4名全員が完走することを課題とした。レース序盤からはリーダーのフランスチームに対して激しく攻撃し、予想以上に逃げを作る展開が続いた。チームからは石上が前衛で展開していた結果、20名の先頭グループに乗る。対してメイングループはフランスチームのコントロールで約1分半のタイム差を保つ。先頭グループもペースが速く、途中の山岳ポイントでバラけ始めたところ石上も耐え切れず脱落しメイン集団に戻る。
終盤になるとメイングループのペースアップにより最後の山岳ポイント手前で少人数に絞られた先頭グループも吸収され最後の勝負が始まる。総合成績を上げるべく雨澤は石上の位置取り、そして秋田の献身的な牽引で幾度かピンチを切り抜けトップから53秒遅れの34位でゴールし、総合も24位に上げた。ステージ優勝はベルギーのランブレクト、個人総合はフランスのゴデュがフランスナショナルチームの結束力で守り切った。日本チームとしてネイションズカップのステージレースで個人総合24位は過去最高の順位であり、今後より全体の戦力を磨くことでさらに上位が狙えそうである。(浅田 顕)
第3ステージ成績
1 LAMBRECHT Bjorg (ベルギー)3h53m27s –
2 HOELGAARD Markus (ノルウェー)+3s
3 CARBONI Giovanni (イタリア)+3s
…34雨澤毅明+53s、61秋田拓磨+6m41s、88石上優大+12m
…中村圭佑はタイムアウト
最終個人総合成績
1 52 GAUDU David (フランスナショナルチーム)10h10m19s
2 74 GEOGHEGAN Hart Tao (イギリスナショナルチーム)+11
3 182 FRANKINY Kilian (スイスナショナルチーム)+14s
…24雨澤毅明+4m19s、52秋田拓磨+12m20s、86石上優大+28m09s