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アジア自転車競技選手権大会ーロード(エリート・ジュニア)

大会名:アジア自転車競技選手権大会ーロード(エリート・ジュニア)
開催日:2023/06/07 〜 2023/06/13
カテゴリー:RR
開催地:タイ王国・ラヨーン
主催・主管:

【レースレポート】

【男子エリート】

アジア選手権恒例の長時間アタック合戦から、日本チームを多く残し、最終局面から単独逃げ切り狙い、集団なら岡のスプリントで優勝を狙った。

コースは平坦中心だが、96km地点の800mの激坂での攻撃、残り30km過ぎの海外沿いの横風での攻撃、ゴール前のスプリントへのフォーメーションチェックするチーム、選手などを確認してスタート。

スタートから激しいアタック合戦が続き、始めの1時間の平均速度は50km。何度か逃げが決まりかけ、70km過ぎに12人の逃げに小石選手、留目選手が入り唯一複数人を送り込んだ日本チームのみにで有利な状況。96km地点の登りでカザフスタン勢が攻撃をしかけ、先頭12名は吸収されるもメイン集団の人数は減り、日本チームのみ全選手5名を残し良い状況を作り出した。しかし日本チームの大黒柱、新城選手が落車、ブレーキレバーが折れてしまい何とか応急処置を施して走り続ける。

残り50kmほどで、バーレーンの選手が単独で抜け出し、そこに新城選手が単独で追いつき2名で逃げる。しかしバーレーンの選手が遅れ、韓国の選手が単独で追いつき再び2名で逃げ続ける。横風区間が始まり、カザフスタン勢の攻撃が再び始まり、追走集団が形成されたがそこに乗れたのは小石選手と山本選手のみ。先頭の新城選手と韓国選手に追いつくと同時にカザフスタン1名がさらにペースアップ。そこに乗れたのは新城選手のみ。

残り20kmでカザフスタン選手1名の追撃が新城選手含む2名に追いつき、カザフスタン2名、新城選手の3名の強力な逃げができる。追走集団から山本選手が単独で追走を試みるも、それに気がついたカザフスタン勢がペースを上げ、山本選手は追いつけず追走集団に戻る。

新城選手含むワールドツアー所属3名のペースは衰えず、3名の勝負となる。2対1、そしてここまで1番長く逃げ続けた新城選手も健闘するが3位でゴール。追走集団から単独で抜け出した小石選手が4位でフィニッシュ。

この結果により、今大会の最大のミッションであるオリンピック枠獲得に成功。

アジアチャンピオンのタイトル獲得は翌年に持ち越しとなった。