• HOME
  • ROAD
  • CALENDAR
  • 全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦・第六回明治神宮外苑大学クリテリウム

全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦・第六回明治神宮外苑大学クリテリウム

大会名:全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦・第六回明治神宮外苑大学クリテリウム
開催日:2012/02/19
カテゴリー:RR
開催地:東 京/明治神宮外苑
URL:http://www.remus.dti.ne.jp/%7Ejicf/
主催・主管:

2月19日に今シーズンの全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦となる第六回明治神宮外苑大学クリテリウムが明治神宮外苑(東京都新宿区・港区)で開催されました。東京の中心部にある明治神宮外苑周辺の道路を利用して1周回1.5kmの特設コースを設置しクリテリウム形式で開催された本大会は、今年で6回目となります。
大学対抗戦でもある男子大学生グループ1では黒枝士揮(鹿屋体大)が優勝し同大学がこの大会で4連覇を達成、女子クリテリウムでは塚越さくら(鹿屋体大)が今大会の初優勝を飾りました。また2011年度全日本学生ロードレースカップシリーズの年間総合リーダーは大中巧基(早稲田大)に決定いたしました。

午前の部では小中学生のタイムトライアルが行われました。保護者の方々の大きな声援を受けて子ども達が懸命にペダルを回す姿に近くの通行人の方々も足を止めて見ていました。その後にマスターズタイムトライアル(1周回1km)が始まり、昨年度の優勝者であるポール・ソールズベリー選手が1分27秒92の好タイムで連覇達成し、午前中の最後の行われるマスターズクリテリウムに弾みをつける格好となりました。
男子大学生グループ3(1.5km×6周回)では、A組は平井匠(法政大)が、B組では松本諒太(朝日大)が1位となり、来シーズンからのクラス2への昇格を決めました。
男子大学生グループ2(1.5km×6周回)では、A組で前半から積極的な走りでポイントを稼いだ和田力(日本大)が1位となり、ゴールフィニッシュを1位で通過した雨宮正樹(日本大)が2位とワン・ツー・フィニッシュを飾りました。B組では最初のポイントを1位通過した出澤拓也(明治大)と2位通過の矢次栞(順天堂大)が獲得しましたが、2回目のポイントでは板橋義浩(日本大)が1位通過、フィニッシュポイントも板橋が2位通過し、合計ポイントで緑川埈一(中央大)を抜いて1位となりました。
午前中最後に行われたマスターズクリテリウムは昨年度優勝の小畑郁選手が全てのポイント周回で1位通過をみせる圧巻の走りで2連覇達成を達成しました。TTで優勝したポール・ソールズベリー選手は惜しくも2位で2冠はなりませんでした。
女子クリテリウム(1.5km×12周回)は学連登記選手以外にJCF登録選手も出場できるため、いつもの学連主催レースよりもレベルが高いものになりました。今シーズン何度もクリテリウムを経験している小島蓉子(日本体育大)と、2011年ユニバーシアード日本代表選手である塚越さくら(鹿屋体大)をエースにおいて各大学がどのように展開していくのか、注目があつまりました。レースは予想通り、序盤から小島と塚越のポイント争いになりました。1回目のポイントは塚越が1位通過、2位に小島が通過しました。3名擁する鹿屋体大がエースを勝たせるべくアシスト役の木村亜美(鹿屋体大)らが、塚越を引っ張ります。その期待に答えるように3〜5回目のポイントを塚越が全て1位で通過、フィニッシュは小島が1位を取りましたが、塚越は2位でゴール。合計33点を獲得し見事、塚越さくらが今大会初優勝を果たしました。
そして、今大会のメインレースである大学対抗戦の大学生グループ1(1.5km×20周回)では、同大会4連覇の期待がかかる鹿屋体育大学の黒枝士揮が最初のポイントを1位通過し幸先の良い展開をみせますが、ユニバーシアード日本代表で今年の日大の強さを象徴する選手である窪木一茂や海外招待選手であるオーストラリアのメルボルン大学の選手らが積極的なレースを展開し、集団内で落車が起こる等、少し落ち着かない状況でレースは中盤へ。
5回、6回目のポイント通過では窪木(日本大)が1位通過でポイントを着実に増やしていきました。一昨年度のこの大会優勝者である野口正則(鹿屋体大)も黒枝のアシスト役に徹してサポートし、7回目のポイントで黒枝が1位通過、そして9回目のポイントでは黒枝が2位通過しますが、窪木も3位通過として2点差で窪木がリードのまま最終周回へ。
さらに全日本学生ロードレースカップシリーズ総合ポイントリーダーの大中巧基(早稲田大学)は中間スプリントポイントなしのまま最終周回に突入し、このままでは年間王者が入れ替わる可能性もある展開になり、会場のボルテージも上がって来た中で、最初にゴールフィニッシュに飛び込んで来たのは堀内俊介(中央大学)が1位、続いて2位は黒枝が窪木をかわしてゴール。ゴールポイントで2点差を逆転した黒枝士揮(鹿屋体大)が見事、優勝し、鹿屋体育大学が4連覇を達成しました。また、ここまでポイントがなかった大中はフィニッシュを4位でゴール。最終スプリントポイントを獲得し、見事、全日本学生ロードレースカップシリーズ年間総合リーダーに輝きました。

日本学生自転車競技連盟
公式ウエブサイト http://www.remus.dti.ne.jp/~jicf/
情報系サイト http://www.jicf.info/index.html