2014/04/26

GP LIBERAZIONE<レポート>

GP LIBERAZIONE毎年イタリア解放記念日にローマの中心地で行われるU23カテゴリーの国際大会。コーナーリングや短い登りを繰り返す6㎞特設のサーキットを23周するテクニカルなスピードレース。オーストラリア、スロベニア等のナショナルチームやコンチネンタルチーム、イタリアトップクラブチームが集結した。日本チームはスピード系の選手を中心に構成し遠征最終戦となる今大会に臨んだ。

大会名 GP LIBERAZIONE
クラス UCI 1.2U(U23限定のUCI公認レース)
距 離 138㎞
日 時 2014年4月25日(金)
場 所 イタリア・ローマ中心地
全日本U23ナショナルチーム参加選手
黒枝士揮(VINI FANTINI-NIPPO-DE ROSA)、石橋学、徳田鍛造(鹿屋体育大学)、清水太己、岡篤志(EQA U23)

成 績
1 Evgeny Shalunov (ロシア/Lokosphink) 3h20m11s
2 Simone Consonni (イタリア/Colpack) +25s
3 Liam Bertazzo (イタリア/MgKvis Norda Trevigiani)+25s
…38清水太己+1m41s
…黒枝士揮、石橋学、徳田鍛造、岡篤志は途中棄権

GP LIBERAZIONE解説&監督コメント
昨年に引き続いての出場となり、チームは展開をある程度予測しレースに備えた。スタートから逃げを試みるチームが多く、早くも高速レースに脱落者が目立つ。日本チームは位置をキープしペースが落ち着くのを待つが、負傷からの復帰戦の岡はスピードに耐えられる脱落。そして徳田も不運なパンクでニュートラルカーの十分なサポートを受けられず序盤でレースを終えることになる。9人の先行グループが形成され集団はタイム差をキープしペースが落ち着くと黒枝、清水、石橋の表情も険しさを和らげた。清水と黒枝は連携し前方で位置取りを行い、好位置をキープし周回を重ね後半に突入。先頭集団を捕まえるべく集団のペースアップにも対応していたが、一瞬の出来事、前方での落車に黒枝が巻き込まれリタイヤを余儀なくされた。残るは清水と石橋だが、石橋は位置取りで苦戦して終盤には集団から離れてしまった。清水は黒枝のサポートから自分のレースに切り替えスピードアップに耐えたがラスト2周(約10㎞)で40名程に絞られたグループに残ることが出来ず、先頭から数分遅れてのゴールとなった。勝ったのは先頭9名から抜け出し唯一逃げ切ったロシアのエフゲニー・シャルノフ。後半の勝負所でのパワーはダントツであった。(浅田 顕)