8月9日 GP PASTA ZARA 178.4km イタリア UCI1.2U
アンダー23カテゴリーに限定されたUCI公認ワンデーレース。国代表チームのみで競われるネイションズカップとは違い、各国のコンチネンタルチームや地元強豪クラブも含まれ参加チームが構成される。日本代表としては今年で3回目の参加。欧州U23のスタンダートレベルで実力を確認するために毎年参加している。レースは前半のフラットと中盤からの峠とアップダウンの周回コースで競われるタフなコース。更に35度の猛暑で湿度も高くサバイバルレースとなった。
序盤の平坦区間の周回ではスプリントポイント争いが4回あり黒枝が2回目を2位で通過する。40㎞を過ぎて本格的アップダウンなコースに向かう途中、小グループが先行し追走も追加され最大25人の先頭集団となり、小石と徳田が加わる。後続グループには有力選手がいるものの、暑さで動きが悪く消耗方向で元気がない。一方先頭グループも脱落する選手が続出する中、終盤には10人に絞られたグループに小石が残る。ラスト40㎞の最後の峠では更に勝負がかかり10名はいくつかのグループに分断される中、小石は8位争いでゴールへ進み9位でゴールとなった。後続に残された他のメンバーは途中でタイムオーバーとなった。160人スタートしたレースもゴールでは10名程と非常に厳しいレースとなった。その中、U23のUCIレースでは別府新城の成績以来、初めて日本選手が10位以内に入る成績を残せたことは、実力本位の評価として今年一番の収穫となった。(浅田 顕)
成績
1Stefano NARDELLI(イタリア)4h29m00s
2Simone VELASCO(イタリア) +42s
3Lorenzo ROTA(イタリア)+42s
…9小石祐馬+2m17s
徳田優、岡篤志、黒枝咲哉、面手利輝、秋田拓磨は途中棄権
(完走40名)