10月3日、4日に富士見パノラマリゾート(長野県)にて「
今回、JCF主催として初めてシクロクロス選手を対象に実施した本合宿は、世界をめざす選手、スタッフ(コーチ、メカニック、審判)、競技連盟が集い、相互理解を深めることを第一の目的とし、実技講習や座学を通じてコミュニケーションを高め、お互いに助け合うといったチームを編成して海外で戦うための基礎的な要素に重きを置いた。
コーチを務めたのは、三船雅彦氏と辻浦圭一氏。ともにシクロクロスの本場、オランダやベルギーを拠点に世界トップクラスの大会で活躍した実績をもつ。選手たちが楽しみにしていた実技講習は、ゲレンデ内のオフロードや近郊のオンロードを使用し、タイヤの空気圧設定や障害物に対する体重移動、コーナーでのペダリングなど、ベーシックな内容を再確認。経験豊富なコーチの的確な指導により、若手中心の選手たちはすぐに改善点を見い出し、よりよいスキルを習得。それぞれの走りに磨きをかけた。
また期間中、3つのセッションに分けて行われた座学では、国内屈指の専門家である日本アンチドーピング機構公認DCOの本田昭二先生やナショナルチームの小林輝紀メカニックが、若い選手にもわかりやすく、かつ実用的な講義を展開。さらに選手からの競技にまつわるさまざまな質問にコーチ陣が答え、ナショナルチーム公式サプライヤーのチャンピオンシステムによるレーシングウェアのフィッティングも行った。
この事業は、競輪の補助を受けて実施しました。