2023-24シーズンのJCFシクロクロスシリーズ第2戦がJCXシリーズ第2戦 「”亘理町長杯” 東北シクロクロスシリーズ 第1戦 わたりラウンド」として、宮城県亘理町にある鳥の海公園で行われた。
会場となる鳥の海公園は阿武隈川河口の南側に位置し2011年の震災により荒浜地区が壊滅的被害を受け、その後「亘理町震災復興計画」により再整備され2018年に開園した公園。この会場では2019年から継続的に東北シクロクロスシリーズとしてレースが開催されている。コースは防潮堤に沿ってレイアウトされ、その防潮堤を利用したキャンバーセクションも長く、またコーナーも速く回れるコーナーと最減速を求められるコーナーなどメリハリを効かせてレイアウトされていた。明け方の雨の影響もなく路面はドライコンディションの中各カテゴリのレースが行われた。
●エリート男子(ME1)
2023年ナショナルチャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)がフロントロウに並びスタートが切られた。スタート後の混戦から鈴木 来人(OenbyESU-ICV)が先頭に立つと背後に織田がピッタリとマーク。2周目に入ると織田が先頭に立つと鈴木のミスもあり差がつき始め、織田の独走状態に。その後方では加藤 健悟(臼杵レーシング)と斎藤 朋寛(RIDELIFE GIANT)が3位争いを展開。一度ついてしまった差を斎藤は詰められなかった。優勝は織田、2位に鈴木、3位に加藤となった。
このレースの出走者は55名。完走者は29名だった。
エリート男子リザルト(ME1)8Laps
1位:織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 55:39
2位:鈴木 来人(OenbyESU-ICV) +0:39
3位:加藤 健悟(臼杵レーシング) +1:33
●エリート女子(WE1)
8名がスタートした女子エリートでは、ファーストラップから渡部 春雅(明治大学)、大蔵 こころ(早稲田大学)、小田 恵利花(SNEL CYCLOCROSS TEAM)の順でレースが進む。その差は序盤均等間隔に見えたが小田が徐々に遅れやがて大蔵と渡部の差も広がり始めた。終盤渡部がパンクに見舞われ大蔵が一時的にトップに立つがピットでバイクを交換した渡部が猛チャージし再び先頭を奪い返して優勝した。2位に大蔵、3位に小田が入った。このレースは出走8名全員が完走した。
エリート女子リザルト(WE1)5Laps
1位:渡部 春雅(明治大学) 39:56
2位:大蔵 こころ(早稲田大学) +0:10
3位:小田 恵利花(SNEL CYCLOCROSS TEAM) +3:36
主なリザルト
●男子ジュニア(MJ)5Laps
1位:水上 央渉(-) 39:52
●男子マスターズ35+男子マスターズ40(MM35+MM40)3laps
1位:佐藤 正輝(Hangover) 24:38
2位:五十嵐 基(サガミレーシング) +0:34
3位:影山 善明(オンザロード) +0:45
●男子マスターズ50+男子マスターズ60(MM50+MM60)3laps
1位:滋野 春紀(SHIDO-WORKS) 26:14
2位:玄蕃 充(SNEL) +0:06
3位:菅谷 修(MIVRO) +0:58
●女子マスターズ(WM)3laps
1位:林口 ゆきえ(Gufo cycleworks) 26:17
2位:森 知多(SNEL) +2:47
詳細及びその他のカテゴリのレース結果はAJOCCホームページを参照してください。