「第29回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス」が1月12日~14日の日程で栃木県宇都宮市・道の駅うつのみやろまんちっく村で行われた。
競技2日目となる1月14日は男女U15とU17のレースを皮切りにUCIカテゴリである男女ジュニア、男子U23、男女エリートのレースが行われ、各カテゴリのチャンピオンが誕生した。
●男子ジュニア(MJ)
野嵜 然新(弱虫ペダルサイクリングチーム)と成田 光志(学校法人石川高等学校)の二人が飛び出て、さらにそこから成田がリードし周回を重ねる毎に少しずつ差を広げ、ジュニア1年目で優勝を飾った。
リザルト 0.5㎞+3㎞×6Laps=18.5
1位:成田 光志(学校法人石川高等学校) 40:21
2位:野嵜 然新(弱虫ペダルサイクリングチーム) +0:51
3位:松井 颯良(Sonic-Racing) +2:20
●女子ジュニア(WJ)
男子ジュニアから30秒の時差でスタートした女子ジュニアでは日吉 愛華(Teamまるいち)が先にスタートした男子ジュニアに追いつく快走を見せ昨シーズンに続いて2連覇を果たした。
リザルト 0.5㎞+3㎞×5Laps=15.5
1位:日吉 愛華(Teamまるいち) 38:04
2位:西原 夕華(北桑田高校) +1:43
●男子U23(MU)
スタートループで先頭に出た副島 達海(大阪産業大学)が一気にリードを得て、追いすがる前年チャンピオンの柚木 伸元 (日本大学)を徐々に引き離しマウンテンバイククロスカントリーに続く2冠を達成した。このレースは18名が出走し完走者は7名だった。
リザルト 0.5㎞+3㎞×8Laps=24.5㎞
1位:副島 達海(大阪産業大学) 53:39
2位:柚木 伸元 (日本大学) +0:36
3位:鈴木 来人 (OnebyESU-ICV) +1:04
●女子エリート(WE)
24名が出走した女子エリートは、JCFシリーズ戦でも好成績を残していた2021-22シーズンのチャンピオン渡部 春雅(明治大学)がリードしてレースが始まるが、すぐに小林 あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム)が追いつき先頭を奪う、渡部はキャンバーの下り折り返して続けざまに転倒、2位には石田 唯が上がった。小林、石田が先頭パックでレースが進むが、小林がリードを得ることに成功、キャンバーの登り返しでフラット部分や林間セクションで得た差が一気に詰まる場面もあったが、再びリードを広げた小林が昨シーズンの雪辱を果たし優勝。マウンテンバイククロスカントリーのタイトルと2冠を達成した。
リザルト 0.5㎞+3㎞×6Laps=18.5㎞
1位:小林 あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 46:11
2位:石田 唯(–) +0:10
3位:渡部 春雅(明治大学) +1:50
●男子エリート(ME)
全日本チャンピオン経験者4名がフロントーに名を連ねUCIポイント、JCFランキングの順に整列した50名が14:30にスタートした男子エリートは、序盤、2016-17シーズンに同じ会場でチャンピオンになった沢田 時 (宇都宮ブリッツェン)を先頭に前年チャンピオンの織田 聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)、竹内 遼(GHISALLO RACING)、横山 航太(ペダル)、そして2011年から5連覇を達成した竹之内 悠(/slash Cinelli-Vision)らがパックとなってレースが進む。2周目キャンバーの登り返しで沢田がチェーントラブル。その隙を逃さず織田が一気にアタックをかけリードを広げた。先頭に出た織田は淡々と自分のペースを刻み、1周あたり10秒ほどの差を積み重ね、最終的に2番手の沢田に1:40の大差を付け2連覇を達成した。このレース完走者は13名だった。
リザルト 0.5㎞+3㎞×9Laps=27.5㎞
1位:織田 聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 58:27
2位:沢田 時 (宇都宮ブリッツェン) +1:40
3位:竹内 遼(GHISALLO RACING) +2:06
U17、U15及び各カテゴリの詳細リザルトについてはコミュニケをご参照ください。
https://jcf.or.jp/events/%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A%E7%AB%B6%E6%8A%80%E5%A4%A7%E4%BC%9A%EF%BC%8D%E3%82%B7%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9-9/?category=cyclocross