コース状況は泥や轍が深いセクションがあり、前日のMaasmechelenと比べてもまとわりつく泥で1周毎にバイク交換必須な状況だった。
前日のワールドカップMaasmechelenで各選手のバイクの消耗が激しく、Hoogerheide 当日になっても新たな不具合が見つかるなどし、予備パーツとの交換や足りないパーツを探すことに奔走した。市原メカニックをはじめ、各スタッフにも過酷な2日間となった。
ナショナルチームとしては、代表選手たちのレース経験に対する確実なフィードバックを行い、そしてヨーロッパのレース環境に対する経験値の向上から、世界選手権での好結果に繋げる前哨戦として、とても有意義なワールドカップ2連戦となった。
・男子ジュニア
山田選手 49位 +6:32
・女子ジュニア
石川選手 36位 +10:06
山田は彼のポテンシャル通りの走り、石川は前日のMaasmechelen含めて調子を落としているように思えるので原因を探って世界選手権には復調させたい。
・男子U23
柚木選手 41位 -1Lap
副島選手 43位 -1Lap
副島が前日より力強く、彼の走りができていた。柚木は序盤に前日の疲れが見えたが後半にかけてリズムを取り戻した。2人ともヨーロッパらしい重い泥への対処の経験が少ないのでポテンシャルを発揮しきれない。
・女子エリート
渡部選手 71位 -2Lap
日吉選手 77位 -2Lap
日吉は前日の走りより力強い、戦うレースができていた。渡部はスタートで落車してしまい後方スタートとなった、前日の疲れからくるポテンシャルの低下が著しかったがフルラップ完走に向けた気持ちでペースを保ち続けたレースだった。
・男子エリート
織田選手 42位 -2Lap
織田は結果こそ-2Lapだが、常に攻めた姿勢でレースを展開できており、自身の壁を越えようとする姿が印象的だった。コース状況も泥ながら他のヨーロッパ選手と遜色ないので世界選手権への天候への不安が一つ減ったように思える。
織田聖