第4回ロード部会報告の公開後、競技者の方からご意見をいただきました。建設的なご提言であり、部会の方向性を説明する機会として、以下に回答いたします。
ご意見の要旨
・英国では「国内制度=育成・選別・基礎形成の場」「国際舞台(欧州本土)=適応・生存・競争の場」と役割が明確に分かれており、国内で完成度を高め切ることを目標としていない
・「国内制度の高度な統一・管理」と「国際競技力の向上」は、同一の枠組みで担う必要があるのか
・普及・強化施策の設計において、どの国・どの競技制度を参照モデルとしているのか
・民間・個人主導の動きを排除せず、補助線として捉える視点も必要ではないか
回答
参照モデルについて
特定の国をモデルとしているわけではありません。
日本には、高校部活動、大学自転車競技部、実業団という独自の教育・競技環境があります。ロード部会では、この日本固有の環境を前提として、何がベストかを模索しています。
各国の制度はそれぞれの歴史的背景や社会環境の上に成り立っており、成功事例をそのまま移植することが最適解とは考えておりません。
「国内」と「国際」の役割分担について
ご指摘の「国内=育成・基礎形成」「国際=適応・生存・競争」という役割分担の視点は、まさに部会で議論している方向性と一致しています。
現在検討中の育成パスウェイでは、以下の2ルートを想定しています:
・大学経由ルート: 高校→大学→国内プロ→欧州挑戦
・即海外挑戦ルート: 高校卒業後、早期に欧州で経験を積む
いずれのルートも「国内で完成させる」ことを目標としておらず、国際舞台で戦える選手の輩出を最終目標としています。
民間・個人主導の位置づけについて
「民間・個人主導の動きを排除せず、補助線として捉える」というご提言は重要な視点です。
現状、欧州挑戦においては民間エージェントや個人の人脈を通じた渡欧が主流であり、JCFとしての体系的な支援体制は十分ではありません。部会としては、こうした民間・個人の動きを排除するのではなく、指導者の公認制度やサポート体制の整備を通じて下支えしていくことを検討しています。
建設的なご意見をいただき、ありがとうございました。引き続き、関係者の皆様からのご意見を歓迎しております。




































