⚫︎女子ジュニア
3名ともに難コースを恐れながらも大きな落車もせず、レースを終えた。
日本選手の技術は決して低くないものだと改めて感じるレースとなった。
各選手、単独にならずパックで終始展開し、ドライコンディションの高速コースを無事に走り終えた。
石川七海 23位+4:10
昨年は32位で終えた石川だが、今年は大きくジャンプアップした。
スタートで落車し、その後も序盤から中盤にかけてペースが上がらなかった。
終盤にかけては本来のハイペースを取り戻せたが、彼女自身が目標としていた10番台には届かなかった。
10番台までは1分以内と序盤の失速が悔やまれたが、昨年よりも成長した走りができており、
来年以降のWU23クラスでの活躍も期待できた。
日吉彩華 30位+5:07
ジュニア1年目、日本国内の女子エリートクラスでも上位で走る彼女だが、
その能力がどこまで世界選手権で通用するかが期待された。スタートなどの混乱もうまく処理し、
10番台に迫る位置でレースを展開した。中盤までパックを前後しながら耐えるレースができていたが、
後半にかけて順位を落とした。後半の持久力をつければ10番台のリザルトは容易に見えてくるポテンシャルの高さを感じた。
小林碧 38位+6:35
日吉選手同様のジュニア1年目。昨年11月のUCIシクロクロストレーニングキャンプ以降急成長しており、
その走りは世界選手権の舞台でも同様に発揮された。スタート位置は他日本選手と同様の位置だったが、
スタートもうまく切り抜け、レースをパックで展開した。30番代前半でパックを形成し、パック内で積極的に走る姿が見えた。
惜しくも後半にかけて順位を落としたが、今後の可能性が十分に見えるレースをした。
⚫︎男子U23
試走から大きく乱すことなく淡々とレースに向けて取り組み、その結果は共に大きな成果となって現れた。
柚木選手のトップから4分遅れでのゴールは現時点ではとても評価のできる内容だと言える。
柚木伸元 35位+4:00
序盤は20番代後半でレースを展開、昨年同様に序盤の展開の巧さをみせ、
そのスピードと技術は欧州のプロの入り口に立つ選手層に届く勢いだった。
終盤にかけてはペースを維持できず、順位を徐々に落としたが、その最後まで戦い抜いていた姿は
U23最後の柚木選手の競技への取り組む姿が映し出されていた。来年以降、エリートクラスでの彼の活躍が期待される。
野嵜然新 38位+5:34
序盤からパックに乗り切れず、単独走行が続いたが後半にかけてペースを取り戻し、
安定したペースでレースを進めることができていた。順位以上に厳しいレースとなったが、
U23クラス1年目の彼にとってはとても大きな経験になったと思う。
日頃レースでミスが目立つが今回の世界選手権では大きなミスもなく成長を感じた。
⚫︎女子エリート
近年高速化が進むシクロクロスにおいて、女子も同様でハイペースなレース展開となった。
技術は十分カバーできたが、コンディショニングが整い切らなかった印象。来年も引き続き挑んでいきたい。
渡部春雅 28位 -1Lap
得意のスタートは世界選手権の舞台でも成功し、順位を上げることができた。
しかし、その後、ペースを維持できずに苦しいレースを展開。
最後までペースを上げることができず、-1Lapで終えた。
彼女本来のパフォーマンスとは程遠かった。原因を探し、チームとしても再発防止に努めたい。
⚫︎男子ジュニア
2名ともにトップから4分台遅れと健闘した。男子ジュニアのレース時間は雨が降り出し、
難しいコースコンディションとなったが、そのような状況下でも終始安定したパフォーマンスを発揮した
山田選手は個人的な海外遠征を繰り返しており、その経験値が好成績に繋がったと考えられる。
山田駿太郎 42位 +4:29
昨年はスタートで落車に巻き込まれてしまい、大きく出遅れ悔しい結果となった。
パフォーマンス的にも足りない点が多かったが、今年は国内シクロクロスシーズン序盤からパフォーマンス改善が容易に見てとれ、
その成長を感じた。その成長したパフォーマンスは、今回の世界選手権でも同様に発揮され、終始安定したレースをパックで展開できた。
30番代も見える位置で42位となっており、今後の成長を期待できる走りを披露した。
三上将醐 45位+4:47
1周目から落車やバイクトラブルが相次ぎ、後方から追い上げるレースとなった。
TeamRelay1走目でも見せたスピードを活かせば30番台前半までなんとか追い上げることが可能かと思われたが、
本来持っているスピードが戻ってくることなく苦しいレースとなった。
ジュニア1年目で、海外レースはUCIシクロクロストレーニングキャンプの時から2戦目。
海外レースでの安定したパフォーマンスが発揮できるようにチームとしても準備していきたい。
シクロクロス世界選手権が終わりました。世界との差は依然として大きく相対評価としては厳しい結果ではありますが、
シクロクロス日本代表チームの成長という観点で、コンディションが日本人の得意な状況であったことも活かして確実に成績を残せたことは大きな成果だと感じています。
監督に就任させていただき3年目、今年は特にチーム力の向上を感じました。
毎年、選手の意識向上と目標設定を軸に選手と接していますが、選手たちの世界へ挑むチカラが着実についてきたと思います。
また、現地スタッフと市原メカニックとの協働で日々のオペレーションがスムーズに行えたことも大きいと感じます。スタッフの強化も継続して行います。
最後になりましたが、世界選手権派遣に際しご支援ご協力を頂きました皆様ありがとうございました。
若手育成やシクロクロスの競技力向上については引き続きAJOCC様にもご協力をいただきながら、
ナショナルチームとして今後も海外に向けて活動していけるよう環境整備に力を入れていきます。
今後ともシクロクロスナショナルチームへの応援をよろしくお願いいたします。
シクロクロスナショナルチーム監督 竹之内悠





































