レースレポート|Day 1
個人タイムトライアル
2026年2月5日、サウジアラビア・AljaldahにてAsian Road Cycling Championshipsの個人タイムトライアルが行われました。平坦基調ながら細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式のコースで、一定した出力とフォームを維持し続ける能力が問われる一日となりました。
日付:2026年2月5日
開催地:サウジアラビア・Aljaldah
天候:晴れ〜薄曇り
気温:約22℃
風:風速 約4m/s
種目:個人タイムトライアル
実施カテゴリー・参加選手
- ジュニア男子:松村 拓弥
- エリート女子:小林 あか里
- U23 女子:水谷 彩奈
コースレイアウトおよびレース環境
本大会の個人タイムトライアルは、平坦基調ではあるものの細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式のコースで実施されました。一本道を進んで折り返すシンプルなレイアウトで、コーナー数は少ない一方、一定した出力とフォームを維持し続ける能力が強く求められるコース特性です。
路面には一部荒れた区間も見られ、ライン取りやバイクコントロールへの集中力が必要とされました。当日は気温約22℃、風速約4m/sと比較的安定したコンディションであり、選手にとって走行条件に恵まれた中でのレースとなりました。
レース結果・内容
ジュニア男子
男子ジュニア個人タイムトライアルにおいて、松村 拓弥が優勝し、アジアチャンピオンのタイトルを獲得しました。松村はレース全体を通して高い巡航速度を維持し、平均時速49.2kmを記録。参加選手の中で唯一49km/h台で走り切る圧巻のパフォーマンスを披露しました。
2位以下の選手に対しては、43秒42という大きなタイムギャップをつけての勝利となり、内容・数値の両面から見ても、他を寄せ付けない完成度の高い走りでした。
なお松村は、昨年出場した Tour de l’Abitibi の個人タイムトライアルにおいても6位に入り、国際舞台で高い走力を示しています。同レースで2位となった選手は、UCI Road World Championships においても4位に入賞しており、その実力者から大きく遅れることなくフィニッシュしている点は、松村の国際基準での競争力と将来性を示す重要な実績です。
今回のアジア選手権での圧勝は、これまでに示してきた走力と経験が着実に積み重なった結果であり、今後の国際大会におけるさらなる活躍が大いに期待される内容となりました。
エリート女子
小林 あか里は、スタート前にトラブルが発生する場面もありましたが、レース中は落ち着いた判断で状況に対応。経験の少ない個人タイムトライアルにおいても自身の実力を発揮し、5位(トップから46秒21差)でフィニッシュしました。この結果、貴重なUCIポイントを獲得し、国際舞台において確かな成果を残しています。
U23 女子
水谷 彩奈は、レース全体を通してバランス良く走り切り、安定したペース配分でフィニッシュ。6位(トップから1分38秒88差)でレースを終え、国内およびアジア地域でも数少ない女子UCIポイント獲得という成果を挙げました。
トラック中距離強化選手である一方、ロードタイムトライアルでも伸び代が多く、次回以降のレースでも期待されます。
監督コメント(ジュニア男子)
清水監督 コメント
「プレッシャーがかかる中で、持てる実力を最大限に発揮してくれました。ウォーミングアップから主体的に準備を進め、フィニッシュまでセルフマネジメントを徹底できていた点は非常に高く評価しています。また、日頃から選手を支えてくださっている所属チームの皆様、そして現地および日本国内で尽力してくれた代表スタッフの献身的なサポートに心から感謝しています。チームジャパン一丸となって掴み取った、価値あるアジアチャンピオンタイトルだと思います。」
総括
大会初日の個人タイムトライアルでは、男子ジュニアがアジアチャンピオンを獲得するという、最高の形で大会をスタートすることができました。あわせて、エリート女子およびU23女子においてもUCIポイントを獲得し、日本チームとして結果と将来性の両面を強く示す一日となりました。
この成果を、今後のロードレースおよび長期的な強化へと確実につなげていきたいと思います。











































