レースレポート|Day 2
個人タイムトライアル
2026年2月6日、AljaldahにてAsian Road Championshipsの個人タイムトライアルが行われました。Day1とは対照的に、風速7m/sを超える非常に強い横風と小雨が重なり、路面状況も不安定な中でのレースとなりました。
日付:2026年2月6日
開催地:サウジアラビア・Aljaldah
天候:曇り(レース中、一時小雨)
気温:約25℃
風:風速 7m/s以上(非常に強い横風)
種目:個人タイムトライアル
実施カテゴリー・参加選手
- U23 男子:望月 蓮
- エリート男子:小石 祐馬
コースレイアウトおよびレース環境
コースは平坦基調ではあるものの、完全なフラットではなく、細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式で実施されました。獲得標高自体は大きくないものの、実走感としてはリズムを崩しやすく、一定した出力とフォームを維持し続けることが難しいレイアウトです。
Day2はDay1とは打って変わり、風速7m/sを超える強い横風が終始吹き続けました。時間帯によっては小雨がぱらつく場面もあり、路面状況と相まって非常に不安定なコンディションとなりました。
路面は、スタートから約5km区間が特に荒れており、その後は比較的改善されるものの、要所要所で荒れたポイントが点在。キャットアイがスタートからゴールまで断続的に設置されているといった条件が重なり、走行安定性やライン取り、バイクコントロールが強く問われる一日となりました。
レース結果・内容
U23 男子
U23男子個人タイムトライアルには、望月 蓮が出走。本レースは、強風・横風・不安定な路面という非常に難しい条件下で実施されました。
機材面では、フロントホイールのリムハイト選択が横風条件下において不安定要素となり、ハンドル操作に常に修正が必要な状況が続きました。その影響で、バイクを安定させることに労力を要し、一定したリズムで踏み続けることが難しい局面が見られました。
ペーシング面では、終盤にかけて想定していたほどペースを引き上げることができなかったものの、最終局面で一度リズムを立て直し、再度ペースを上げ直す走りが見られました。本人の振り返りとしても、この踏み直しをより早い段階で行う判断ができていれば、結果をさらに改善できた可能性があると捉えています。
競技結果としては、走行内容自体は3位と1秒差という非常に僅差であった一方、サポートカー運用に起因する40秒のタイムペナルティが加算され、最終的に8位(トップから2分16秒53差)という正式結果となりました。
結果として最終順位に大きな影響を与えてしまい、サポートチームとして重く受け止めて、同様の事象を二度と起こさないよう、反省点として持ち帰り再発防止に努めていきます。
エリート男子
エリート男子個人タイムトライアルには、小石 祐馬が出走。本カテゴリーでは、風速7m/sを超える強い横風に加え、小雨がぱらつく場面もあり、レース中には風に煽られ落車する選手も出るほど厳しいコンディションでの実施となりました。
そのような状況下においても、小石は終始落ち着いた走行を維持し、バイクコントロールおよびフォーム保持の両面で非常に安定したパフォーマンスを披露。高速域においても姿勢を大きく崩すことなく、風と路面状況に対応しながら走り切りました。結果は7位(トップから1分53秒99差)でフィニッシュしました。
走行データから見ても、各国における機材およびウエアを含めたエアロダイナミクスへの追求が非常に高いレベルで進んでいることを、改めて実感させられるレースとなりました。
選手コメント(U23 男子)
望月 蓮 コメント
「前半は想定より速いペースとなりましたが、中盤以降は状況を見ながらしっかり修正して走ることができました。強い横風の中でリズムを作る難しさはありましたが、今の自分が持てる全力は出し切れたと感じています。
個人的に強く狙っていたタイトルだっただけに、届かなかった悔しさはあります。しかし、コンディション自体は非常に良い状態なので、この悔しさを糧に、ロードレースでは日本チーム一丸となってタイトル獲得を目指します。
現地、そして日本から届く多くの応援、支えてくださるサポートスタッフの皆さんに心から感謝しています。次のレースも全力で戦います。」
総括
Day2の個人タイムトライアルは、Day1とは対照的に、強風・小雨・不安定な路面という厳しい環境下で実施されました。この条件下では、出力だけでなく、機材選択・判断力・経験値が結果を大きく左右し、国際大会におけるタイムトライアルの難しさと奥深さが強く表れる一日となりました。
Photo : Asian Cycling Confederation










































