レースレポート|Day 5
ロードレース 男子U23 / 女子ジュニア
2026年2月9日、サウジアラビアにてアジアロード選手権ロードレース5日目が開催され、男子U23ロードレースおよび女子ジュニアロードレースが行われました。日本チームは積極的なレース展開を見せ、それぞれ今後につながる重要な経験と成果を得る一日となりました。
Men U23 Individual Road Race
日付:2026年2月9日
開催地:サウジアラビア
天候:晴れ
距離:124km(15.6km × 8周)
種目:男子U23 ロードレース
日本代表
- 松井 丈治
- 望月 蓮
- 新藤 大翔
- 吉田 奏太
レース結果
- 1位:SYELHAN NURAHMAT(インドネシア) 2:47:03
- 2位:BEISEMBAY(カザフスタン) +13秒
- 3位:Maulana(インドネシア) +17秒
- 11位:松井 丈治(日本) +24秒
- 14位:新藤 大翔(日本) +28秒
- 21位:望月 蓮(日本) +51秒
- 39位:吉田 奏太(日本) +1分01秒
レースレポート
男子U23ロードレースは、1周15.6kmの周回コースで実施されました。大きな起伏はないものの、終始ハイスピードで展開され、細かなアップダウンと高温コンディションが重なり、消耗度の高いレースとなりました。
日本チームは、有力な逃げには必ず反応する方針でスタート。松井、新藤が積極的に逃げへの対応を担い、スプリント勝負となった場合には吉田、望月での勝負を視野に入れた戦略で臨みました。
前半から各国のアタックが活発に続く中、日本勢も冷静に対応。新藤、吉田、松井が断続的なアタックのケアや逃げへの合流を繰り返し、望月は無駄な動きを避けながら脚を温存しつつ、強力な逃げには確実に反応しました。
残り2周の段階でインドネシアとモンゴルの2名が先行し、その追走に松井と新藤が反応。9名の先頭集団が形成され、さらに追走が合流して最終的に17名に絞られました。
最終周回に入ると、インドネシアのSYELHAN NURAHMATが単独アタックを敢行。各国が牽制し合う中で差を広げ、そのまま独走で優勝を果たしました。
日本勢では、新藤のアシストを受けた松井が4位争いのスプリントに臨みましたが、終盤まで続いた激しい攻防の影響もあり11位でフィニッシュ。メダルには届かなかったものの、終始攻撃的な姿勢でレースを展開し、国際舞台において確かな経験と手応えを得る一戦となりました。
U23カテゴリー1年目の選手2名、2年目の選手1名を中心とした若い編成ながら、次なる国際大会へ向けた確実な積み上げとなるレースとなりました。
Women Junior Individual Road Race
距離:62.4km(15.6km × 4周)
種目:女子ジュニア ロードレース
レース結果
- 1位:TASHBAY Anel(カザフスタン) 1:48:29
- 2位:石川 七海(日本) +0秒
- 3位:SATTAROVA Gulhayo(ウズベキスタン) +0秒
- 10位:筒井 楓(日本) +46秒
レースレポート
女子ジュニアレースは序盤から極めてスローペースで進行し、集団は横並びとなり互いの出方をうかがう「フリーズ状態」とも言える展開となりました。この展開は想定内であり、日本チームは順位だけでなく次につながる経験を重視したレースを選択しました。
風向きの変化が予想されていた中盤、日本チームは南から北へ回り込む区間で向かい風から横風へ変わるタイミングを狙ってアタック。完璧なタイミングで仕掛け、集団にダメージを与える展開を作りました。香港、中国の選手が合流し先頭は4名となりましたが、中国がスプリント狙いでローテーションを拒み、その後の登り区間で集団に吸収されました。
この動きをきっかけにレースは活性化し、残り2周でインドとウズベキスタンの2名が先行。最大1分40秒差まで広がる展開となりました。
最終周回では各国が組織的な追走を開始し、集団は再び活性化。その中で石川が鋭いタイミングでアタックを決め、少人数の追走集団形成に成功しました。
ゴール前の登り基調区間で石川は350mからロングスプリントを開始。一時は抜け出したかに見えましたが、ITT優勝者でもあるTASHBAY Anel(カザフスタン)がゴール直前で差し切り優勝。石川は惜しくも2位でのフィニッシュとなりました。
筒井も積極的なレースを展開しましたが、位置取りの影響もあり終盤のアタックに反応できず10位でフィニッシュしました。
総括
3〜4名体制の国が多い中、日本は2名という数的不利な状況ながら積極的な攻撃を続け、集団を大きく揺さぶるレースを展開しました。このチャレンジは確実に今後の成長につながるものであり、今後の国際大会でのさらなる飛躍が期待されます。
Photo : Asian Cycling Confederation




















































