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2015/05/24

TOJ日本ナショナルチームレースレポート

5位でフィニッシュする黒枝咲哉(勝者の右)第7ステージ 東京ステージ 112.7km
最終日のフラットな東京ステージでは例年個人総合成績の変動は無く、今年も集団スプリントゴールの展開が予測される。チームは黒枝のゴールスプリントに備えながら、面手と徳田は逃げの展開へ参加することを課題とした。レースは序盤から逃げを試みるアタックが繰り返され面手と徳田が交互に反応するが、飛び出しを成功させた7名の先行グループには乗れず、その後は集団で黒枝のアシストに回る。先行グループも人数が減りながらラスト20㎞程で集団に吸収され各チームともゴールスプリントの準備が始まる。黒枝はゴール前多発する落車を回避しながらスプリント力を生かし5位でゴールしUCIポイントを獲得した。勝ったのはランプレ・メリダのボニファッツィオ。1週間のツアー・オブ・ジャパンは終了した。今回の日本ナショナルチームはU23メンバーと言え、厳しいステージを戦えるレベルになかった。日本人選手全体としても海外勢に封じ込まれた印象が強く、UCIアジアツアーランキングでは日本が上位に付ける半面、国内最大のステージレースを戦った結果としては、日本人の存在感は過去最低であった。国際レベルのレースで戦う為には、日本チームが増えれば良いというものではなく、現状各チームに分散する日本人戦力を束ねて戦う必要があると思う。(浅田 顕)

ステージ成績
1ニッコロ・ボニファッツィオ(イタリア/ランプレ・メリダ) 2h17m14s
2ブレントン・ジョーンズ(オーストラリア/ドラパック)+0s
3ニコラス・マリーニ(イタリア/NIPPOヴィーニファンティーニ)+0s
…5黒枝咲哉、48面手利輝、60徳田優+0s

個人総合最終成績
1ミルサマ・プリセイエディゴラコール(イラン/タブリスペトロケミカル)16h17m53s
2ラヒーム・エマミ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)+24s
3ホセイン・アスカリ(イラン/ピシュガマン・ジャイアント)+52s
…16増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+4m27s
…65徳田優+45m58s、74黒枝咲哉+59m55s、77面手利輝+1h02m02s