Stage2は前日と同じくアップダウンのみのコース設定で、勾配のある登りを含む1周24kmの大きな周回を2周し、1周9kmの周回を3周してゴールする101.3kmで争われた。
3km地点に一つ目の山岳ポイントがあるということで雨の中選手は入念にアップをしてから最前列に陣取りスタートした。今大会には180人以上が参加しており、一度後ろに下がると道の狭い区間も多く前に上がるのが難しい。
大きな周回の登りは勾配がきつく、数グループに分断される。日本チームは昨日と同じく金子と梶原が大きく人数を減らしたメイン集団に残る。集団は個人総合を擁するUHCにコントロールされて2周目の勾配のきつい登り区間でバラバラになり、金子が再グループ化された40人ほどの先頭集団に残る。梶原の第2集団も40名ほどでペースを落とさずに1分以内の差で先頭集団を追いかけ続けたためラスト10kmほどで合流する。このままゴールスプリントでの梶原のスプリントが期待されたが、ラスト5kmの緩い登り区間で激しくペースが上がったため梶原は先頭集団に残れなかった。金子はラスト1kmをきってから発生した落車に巻き込まれなかったものの、足止めとなり先頭集団後方でのゴールとなった。個人総合リーダーのWinder Ruthが昨日の逃げ切りに続き集団スプリントも制した。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
Stage2
1 Winder Ruth (UHC United Health Care) 2時間56分26秒
2 Peetoom Kirsten(MVC Maaslandster VerisCCN)同タイム
3 Kessler Nina (Mix YRDP Mix Team ) 同タイム
41 金子広美 同タイム
67 梶原悠未 1分6秒差
114 樫木祥子 15分23秒差
119 吉川美穂 20分26秒差
155 福田咲絵 31分51秒差
158 古山稀絵 38分6秒差
個人総合順位
1 Winder Ruth (UHC United Health Care) 6時間5分52秒
2 Kessler Nina (Mix YRDP Mix Team ) 1分34秒差
3 Peetoom Kirsten(MVC Maaslandster VerisCCN)1分38秒差
57 金子広美 2分6秒差
64 梶原悠未 2分50秒差
124 樫木祥子 39分28秒差
144 福田咲絵 47分19秒差
145 吉川美穂 48分15秒差
161 古山稀絵 1時間2分11秒差