Stage3は14.6kmのTTで長い登り区間を2か所含む。登り区間は勾配もあり、下りもコーナーがきつく日本チームでこの種目で上位に入る可能性のある梶原もTTバイクを使わずノーマルバイクにアタッチメントバーで臨んだ。タイムトライアルのスペシャリストだけではなく登りの得意な選手にもチャンスのあるコースで梶原が26位に入った。このステージはTTのスペシャリストで普段はDropsチームで走るベルギーナショナル―ムのDuyck Ann-Sophieが圧勝した。
Stage3
1 Duyck Ann-Sophie(Belgian National Team)21分48秒
2 Wiles Tayler (UHC United Health Care) 22分0秒
3 Thomas Leah (USA National Team)22分7秒
26 梶原悠未 24分15秒
73 福田咲絵 25分31秒
98 金子広美 26分17秒
123 樫木祥子 26分59秒
128 古山稀絵 27分7秒
138 吉川美穂 27分38秒
Stage3後の個人総合順位
1 Winder Ruth (UHC United Health Care) 6時間28分14秒
2 Duyck Ann-Sophie(Belgian National Team)1分10秒差
3 Wiles Tayler (UHC United Health Care) 1分21秒差
44 梶原悠未 4分43秒差
62 金子広美 6分1秒差
119 樫木祥子 44分5秒差
136 福田咲絵 50分28秒差
142 吉川美穂 53分31秒差
155 古山稀絵 1時間6分56秒差
Stage4は71.2kmのロードレースで24km弱の周コースを3周する。このステージはアップダウンが多く登りも厳しいが距離が短く個人総合上位陣の争いが先日までの戦いと午前のTTにより決定的になり、UHCのコントロールで集団ゴールになることが予想された。
集団はスタートしてからすぐにUHCのコントロールで個人総合に関係のない選手の逃げも許されない。日本チームは梶原、金子、福田、樫木が人数を減らしながら進むメイン集団にとどまる。2周目の下り区間で集団の先頭にいた梶原がメカトラでストップするが、集団は登り区間でいくつにも分断されておりさらに細い道であったためチームカーの隊列は後方集団を抜かせずにいたためすぐにバイク交換ができない。梶原はチームカーが到着するまで数分待たねばならず、代車に乗りかえて追走したがメイン集団に戻ることは出来なかった。
ゴールまでメイン集団は崩れず、60人以上での集団スプリント勝負になりJWV Jos Feron Zeeuws-Vlaander のVan Der Burgが優勝した。集団に残った金子も福田もスプリントには絡めなかった。 (JCF強化コーチ 柿木孝之)
Stage4
1 Van Der Burg (JWV Jos Feron Zeeuws-Vlaander) 1時間52分56秒
2 Delzenne Elise(France National Team)同タイム
3 Winder Ruth (UHC United Health Care)
42 福田咲絵 同タイム
47 金子広美 同タイム
74 樫木祥子 1分9秒差
107 梶原悠未 6分48秒差
119 吉川美穂 9分33秒差
122 古山稀絵 13分29秒差
Stage4 個人総合順位
1 Winder Ruth (UHC United Health Care) 8時間21分8秒
2 Duyck Ann-Sophie(Belgian National Team)1分12秒差
3 Wiles Tayler (UHC United Health Care) 1分23秒差
50 金子広美 6分3秒差
63 梶原悠未 11分33秒差
109 樫木祥子 45分16秒差
113 福田咲絵 50分30秒差
126 吉川美穂 1時間3分6秒差
144 古山稀絵 1時間20分27秒差