5月11日から13日まで3ステージで行なわれるTour of ZhoushanUCI2.2がスタートし、日本からは金子広美、上野みなみ、吉川美穂、坂口聖香、梶原悠未の5選手が出走した。オリンピック枠獲得に向けて萩原麻由子の個人ポイントを上げることを目標としていたが、萩原は数日前のレースでの落車のダメージがあり今回は出走を見合わせた。3日間を通して長い登り自体は多くはないがアップダウンの激しいコース設定であり、個人総合を狙うには勾配のある登りのあるstage2で上位に入る必要がある。
第1ステージは19kmの周回を4周して、最後は平坦の海岸線でゴールする84.3kmのコースで争われた。19kmの周回は1kmの登りをはじめ、アップダウンを繰り返すコースであるが、集団は途中分断されても最終的には集団ゴールになることが予想された。
レースは前半からスピードが落ちることなくロシアナショナルチーム、B-PINK、VALKENBURGら複数のチームが速いペースでコントロールして、集団は休む間もなく進む。山岳ポイントで複数名が抜け出すことがあるが、15秒以上開くことはない。3周目にボトルを取りに下がった梶原が登り下りとも速い集団に戻ることが出来ず遅れてしまい、登りで遅れた選手らとゴールを目指すことになる。最後は集団スプリントとなり、上野、吉川、坂口の連携で狙うが位置取り争いが激しく最終コーナーで後方に埋もれてしまいスプリントに絡めなかった。
Stage2では金子、坂口でステージ上位、そして個人総合上位を狙う。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
ステージ順位
1 FIDANZA ARIANNA (ASTANA)2時間13分36秒
2 JEULAND PASCALE(CHARENTES FUTUROSCOPE 86)同タイム
3 VAN DEN BOS JIP(VALKENBURG CONTINENTAL TEAM)同タイム
38 吉川美穂 同タイム
40 上野みなみ 同タイム
42 坂口聖香 同タイム
61 金子広美 同タイム
72 梶原悠未 7分35秒差