Stage3は昼から80kmのロードレースと夕方から12kmのTTと2つのレースが行われた。
Stage3-1
ロードコースは1周20km弱の周回コースで2.3km、1.3kmの登りを含むが平坦区間が多く、逃げ切りと集団スプリントのいずれの可能性もある。スプリンターのいない日本チームは個人総合でもすでに関係のない位置にいるので逃げを狙いたい。1周目の登りから蠣崎が数名で動くが決まらず、下りの後の平坦で宇賀が5名で逃げを形成する。タイム差は15秒以上広がらず登りで捕まる。この周に小野寺が落差に巻き込まれ集団復帰するも代車が必要になり、その際集団に復帰することが出来なく遅れてしまう。宇賀、依田も遅れ、蠣崎のみが集団でゴールを迎える。蠣崎はラスト1kmまではオランダの隊列の後ろにつけてスプリントに向けて良い位置をキープ出来ていたが、狭く危険な最終コーナー前に各チームの列車が入り乱れた際に後方に下がってしまいスプリント勝負は出来なかった。
Stage3-1
1 Ivan Smirnov(ロシア) 1時間52分38秒
2 Julius Johansen(デンマーク) 同タイム
3 Jake Stewart(イギリス) 同タイム
32 蠣崎優仁 同タイム
96 依田翔大 5分30秒
103 小野寺慶 11分48秒差
宇賀隆貴 タイムオーバー
Stage3-2
夕方からのTTはスタート直後に1kmの登りがあるが、あとは平坦基調のコース設定で、最初の登りのペース配分、そして平坦区間での独走力が求められた。またコースは片側通行で、対向車がくるためコーナーでは通常より大きく減速しなければならない。
優勝したのは午前の集団スプリントで2位に入ったデンマークのJulius Johansenで、登りを含むこの日のTTにおいて47.696km/hをたたき出した。2位に入ったTTスペシャリストのノルウェーのAndreas Leknessundに20秒のタイム差をつけて圧勝した。蠣崎が2分16秒差の77位が日本選手の最高位であった。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
Stage3-1 12km
1 Julius Johansen(デンマーク) 14分28秒
2 Andreas Leknessund(ノルウェー) 20秒差
3 Filip Maciejuk(ポーランド) 同タイム
77 蠣崎優仁 2分16秒差
80 小野寺慶 2分21秒差
92 依田翔大 2分38秒