2011/08/13

Trofeo Karlsberg 2011<第2ステージ速報>

第2ステージ スタート前Trofeo karlsberg 2stage 8月12日
今日の2stageは1周29,8kmをほぼ3周する86.4kmで行われた。コースは勾配がところどころ15%以上の1kmほどの登り坂と6%ほどの1km超の登り坂、アップダウンが続く。ゴール付近は非常に危険であり、下りでスピードが出ている状態でのラスト500mに鋭角コーナーがあり、そこを抜けたところに設けられた。

昨日の1stageで初めてのヨーロッパのレースを体験した多くの日本選手らは、国内のレースや先月のカナダでのネイションズカップのラビティビとは異なるレベルの高いレースに戸惑ったようであったが、集団走行にも短時間で慣れてきたようであり、今日は昨日以上の走りを期待した。

スタートしてレース前半はアタックが続く。日本選手もこの動きに乗り遅れないように積極的に動くが本格的な逃げには至らない。しかし1周回終了前にはフランスのヨーロッパチャンピオンを含む7名の逃げが決まる。メンバーはフランス3名、デンマーク3名、スイス1名。30km過ぎの勾配のある登り坂では集団に30秒以上の差をつけているが、後続グループでは先頭に3名を入れているフランスは、世界チャンピオンもさらに前に入っていこうとする動きを見せるが集団は逃してくれない。日本選手は面手、小橋、清水が集団前方に近いところで登っていく。山崎は若干集団から遅れた位置でクリアする。
この周に先頭7名を追いベルギー、オランダを中心に10名ほどの追撃グループができる。さらにそのあとを第3グループとなる追撃グループ11名が前を追い、第2集団となり20名を超える集団となる。第1集団にも第2集団にも残念ながら日本選手は入れない。第1集団の7名はラスト20kmを切って追撃の20名に追いつかれて30名の集団になる。日本選手5名を含むメイン集団は勾配のある登りでは先頭グループから2分近く遅れている。山崎もメイン集団から遅れて一人でゴールを目指す。
先頭の30名はそのままメイン集団に1分半以上の差をつけて集団スプリントになり、1周目から逃げ続けたヨーロッパチャンピオンであるフランスのPierre-Henri Le Cuisinier が他を圧倒して優勝。
日本選手は小橋、清水がメイン集団でゴール。久保田、鍵本はタイム差をとられる位置でゴール。面手はラスト5km切ったあたりのコーナーで前輪がバーストして落車。擦過傷で済んで幸いである。(ジュニア強化育成部会員 柿木孝之)

1 Pierre-Henri Le Cuisinier フランス
2 Rasmus Lund デンマーク
3 Ivac Slik オランダ
59 小橋有利  1分37秒差
84 清水太己  1分37秒差
90 鍵本大地  1分48秒差
99 久保田元気  1分54秒差
104面手利輝   5分6秒差

※山崎航はリザルト上はリタイアしたことになっていますが、審判のミスで明日は走れることに。タイム差等はわからず。

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